ホテル、レストランなどホスピタリティ・インダストリに特化したヘッドハンター茂木幹夫(もてぎ みきお/ www.kyotoconsultant.net)の「非首狩族的な」日々。


by Mikio_Motegi

京都・B級グルメ雑記「神馬(しんめ)」

家内と二人で市内の千本中立ち売りにある「神馬(しんめ)」という
居酒屋に寄って来た。

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全国紙である「dancyu」や「週刊新潮」にも取り上げられた
ことのある、創業76年の老舗だ。
質の良い、かつ安い食事と日本酒を提供してくれる店として界隈
ではつと有名である。
戦後良質の日本酒が入手できなかった時代は店を閉めていた。

この日、私たちが注文したのは:

・鱧(はも)の落とし、梅肉添え  
・岩ガキの刺身   
・賀茂茄子のしぎ焼き
・鮑のバター焼き   
・桜海老のてんぷら 
・きずし (さばの昆布ジメ) 
・漬物盛り合わせ    

これらとビール中ジョッキ2杯、冷酒「立山」2合で、会計は
1万円少々。

店内は常連が多いが、私たちのような初見の客にもスタッフは
気さくに声をかけてくれる。
聞くと全員が家族で、且つ全員下戸とのこと。

この店のある「千本中立売り」とは、京都市内の堀川通りと西大路通り
の間を南北に千本通りと、京都御所の蛤御門から西に伸びる中立売り
通りが交差する所。
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太閤秀吉が創建した「聚楽第」の跡地でもある由緒ある街で、戦前戦後
は地場産業である織物業が隆盛を極めていたこともあり、京都では
河原町と並ぶ繁華街だったという。

織物業に従事する人々の遊興の為の周辺産業も盛んで、
「日本のブロードウェイ」と呼ばれるほど映画館や劇場が多かった。

また三島由紀夫の「金閣寺」、水上勉の「五番町夕霧楼」等に
登場する遊郭である五番町もここに存在していた。

今は残念ながら昔日の隆盛は無い、が、辻々に往時を
思わせる佇まいやお店が現存しているのも、この街の魅力である。

写真上は「神馬」。
下は現在の五番町界隈。http://senbon-nishijin.com より。
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by Mikio_Motegi | 2009-08-08 22:40 | 京都・紀行