ホテル、レストランなどホスピタリティ・インダストリに特化したヘッドハンター茂木幹夫(もてぎ みきお/ www.kyotoconsultant.net)の「非首狩族的な」日々。


by Mikio_Motegi

読書週間 2009

読書週間である。この時期神田の古書街では「古本まつり」が催されていて、
学生時代は良く出かけたものだ。
京都ではお盆の時期に下鴨神社の境内で同じく「古本」の市が立つが、
クソ暑い真っ盛りに屋外で立ち読みでも無いので、私は行く気がおきない。

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実は私は今年の年頭から「読書ノート」というものを書きはじめている。
再読を含め月に5-6冊、毎年60-80冊程のペースで読書をしているのだが、
昨年は何だか同じようなテーマの本を買ってしまうことが続いた。

本の内容をしっかり把握していないからこういうことがおきると猛省する。
このままだとかつて読んだ本を思い出せずに再購入してしまうという屈辱の
事態がおきかねない。
そこで今年から、本を読み終えた後はメモ代わりに「読書ノート」を書くことに
したのだ。

本を読みながら気になる箇所に傍線を引いたり、ページの端を折る人は多い
と思うが、私の「読書ノート」はその部分をノートに書き出すだけの簡単なもの。
自分なりの感想とか意見、反論等を書くという高度なものではない。
PCのキーボードを使わず手書きでノートをつけることで、忘れがちな漢字の
学習機会にもなり、一石二鳥だ。

文学作品の感想はなかなか書けないものだ。
私の読み方が浅いのか、通り一遍のどこかから借りてきたような感想しか
浮かんで来ないのは目に見えている。そしてその駄文を後で読み返すのが
たまらなく嫌だ。
いきおい「ノート」に記すのはビジネス書、啓蒙書、随筆の類が多くなる。

ところで私はビジネス書の、特にベストセラーになった本は意識的に
読まないようにしている。
時代の空気を読んでビジネス書を選ぶと、自然とベストセラーばかりを
読むことになる。そしてベストセラーのノウハウに従うということは、皆が同じ
タイプの成功を目指すことになる。
が、競争社会で皆が同様に成功することはありえない。
私のような零細業者が時代を生き抜いていくには、「逆張り」で行くしかない
のだから。

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さて再読を含め今年1年間で読んだ中で特に印象に残った本が下記
(順不同):

1.「編集者という病(やま)い」 見城徹      幻冬社文庫
2.「ポーツマスの旗」      吉村昭      新潮文庫 
3.「ベトナム戦記」        開高健      朝日新聞社文庫
4.「無印ニッポン」        堤清二・三浦展 中公新書
5.「虚人のすすめ」       康(こう)芳夫   集英社新書

3.を除き基本的にアウトロー的な内容、著者であることに気付く。

また、読んでがっかりした本、「金と時間を返せ」と言いたくなった本と
その理由は以下:

6.「子供あっての親」             石原慎太郎 幻冬社文庫 
7.「スティーブ・ジョブズ 人を動かす神」 竹内一正  経済界
8.「祖父 吉田茂の流儀」          麻生太郎  徳間文庫 
9.「白州次郎の生き方」            馬場啓一  講談社文庫 
10.「日本は没落する」            榊原英資  朝日新聞社 

6.・・・バカ親の典型。ちなみに私は著者の熱烈な愛読者だ。
    「わが人生の時の時」などしみじみと素晴らしいと思う。
    しかし6.を上辞した頃から彼はおかしくなってきたようだ。

7.・・・「二番煎じ」の失敗例。但し姉妹本「神の交渉力」には本当に影響を
    受けた。
    
8.・・・宰相になる人にはIQ試験を課すべき。

9.・・・権力者をアイドルに仕立ててどうする。白州の本当の魅力に迫って
    いない。

10.・・・中国に対する信じられない認識の甘さを露呈(112ページ)。
     この一文が無ければ良かったのに。

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こうして眺めてみると、外国人の著書が無いことに気がつく。今後は意識して
購読しようと思う。

写真は上が神田古本まつり風景。「Book Town じんぼう」のHPより。

    中は私が現在ヒマを見つけては少しずつ再読している開高健の
    「私の釣魚大全」。
    近所の現代的古本屋「あかいも」のご主人推奨。

    下が今年印象に残った本。
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by Mikio_Motegi | 2009-11-01 12:04 | ブレイク