ACCJ新年会にて
2010年 01月 10日
してきた。会場は、これまた例年通り帝国ホテルの「光の間」。
今年は来賓としてジョン・ルース大使がスピーチを行った。
オバマ大統領にも電話一本で常に連絡を取り合う仲という大物だが、
ACCJのイベントにもいつも積極的に参加している。
今回はドア・オープン時に入り口の前に立ち、列席者一人一人に
挨拶を交わしてくれた。
普天間基地の移設問題をはじめとする日米関係の悪化がメディアで
取りざたされている。
私は、現在の状況は正常な二国間友好関係を築く過程の、いわば
「生みの苦しみ」のようなものだ、と思っている。
戦後60年以上が経つのに戦勝国からの駐留軍のプレゼンスがこれだけ
高く、また何の検証もせずに 毎年何千億円もの「思いやり予算」を組む
ような二国間関係は、やはり異常と言えるだろう。
財政難に喘ぐアメリカにしたら、その「思いやり予算」を死守したいのは
やまやまだろう。また一方ではその思惑を利権としている日本人がいるのも
事実だ。
鳩山政権のビジョンに対し、日米関係悪化と騒ぎ立てている保守系メディア
や評論家は、そのお先棒を担いでいるだけなのだ。
昨年の新年会は、経済危機がどこまで続きどこまで悪くなるか全く不透明な
状況だったので、会場の雰囲気は良くなかった。
ところが今年はだいぶ違う。アメリカ経済の復興が明らかなので、人々の表情
も明るい。
また、昨年は私と同業の米系エグゼクティブ・サーチ会社の出席が殆ど
なかったのに、今年は今まで通り大量に顔を見せている事実も、このトレンドが
顕著であることを物語っているのでは。
写真は、上からACCJのリーダーの一人、東海由紀子さん。
会場にてNHKの取材を受けている場面だが、近い将来彼女が発信する情報に、
我々は大いに注目すべきだろう。
ジョン・ルースアメリカ大使と奥さん。アメリカ大使館のHPより。
東京・六本木に広大な面積を占有する米軍の「赤坂プレスセンター」。
ミッドタウンに接する超一等地だ。
東京都知事本局基地対策室のHPより。