ホテル、レストランなどホスピタリティ・インダストリに特化したヘッドハンター茂木幹夫(もてぎ みきお/ www.kyotoconsultant.net)の「非首狩族的な」日々。


by Mikio_Motegi

ご近所のパワースポット

パワースポット訪問が流行しているそうだ。
東京・明治神宮の「清正井」などは拝観?する人で数珠つなぎで、
5時間以上も待つ事があるという。

京都のパワースポットで、我が家と縁があるのが北区の今宮神社と、
上京区の晴明(せいめい)神社である。

晴明さんは僅か数年前まではあまり整備されていない、かなり
しょぼくれた神社だった。が、ここで祀ってある安倍晴明(あべのせいめい)
を題材にした夢枕獏の奇譚小説「陰陽師(おんみょうじ)」が
映画化されるなど大ブレイクしたせいで、今は立派に整備された。
修学旅行生や行楽客でいつも大混雑である。

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晴明さんは音読みが(せいめい・姓名)と呼べる為、昔から赤ちゃんが
生まれるとここで名前を占ってもらうという「名付けの神様」としても
近隣で有名だ。

実は私の二人の娘もここで名前を授かった。
具体的な手続きは、まず親は自分達で候補にしたい名前を4つか5つ挙げて、
提案する。
晴明さんはそれを元に(何だかわからないが)ありがたい占いのご託宣で
字画を変えたり、音を多少訂正したりした名前をいくつか逆提案してくれる。
親はその中から好きなものを決めればよいのだ。
ちなみに名前1件につき5000円也の祈祷料がかかる。

長女の梨沙は、私たち夫婦が織物の盛んな街で生まれ育ったことから
「梨紗」としたかった。
次女の怜(れい)は、字の書きやすさから「玲」としたかったのだが、
どちらも晴明さんは訂正してきた。
私はかなり不満で、「金を払っているんだから好きな名前をつけさせろ」と
罰当たりな言葉を口にしたものだ。
が、二人とも今のところこの名前でつつがなく育っているので、まあ
良しとしよう。

ホームページも充実していて、申込書をPDFでダウンロードし送付すると、
わざわざ参拝しなくても祈祷を受け付けてくれる。
・・・もしかしたら「商売繁盛」もご利益のひとつにいつのまにか
加わったのかもしれない・・・。

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今宮さんには京都でも珍しい神社付属の幼稚園があり、私の家内、
家内の兄弟、従兄弟たちが皆通ったという縁がある。

2年前、シンガポール人の友人であるレイモンドが、そのまた友人の
タイ人の友人を伴って京都に遊びに来た時の事。
彼らの観光案内を務めた私は、そのタイ人がスピリチュアルな事象に
興味があるというので、今宮さんに連れて行った。

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彼は京都はおろか日本に来たのは初めて。
もちろん日本語も英語も解さない。
その彼が今宮さんに着くと、しばらく目を閉じて何かを聞きいる風に
していたが、おもむろに「ここは女性の神様を祀っているな」と呟いた
のには驚いた。
その時私たちが立っていたのは、今宮さんの中の織姫神社の傍らだったので
ある。

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ここの境内は、かつて私の友人の霊感の強い奥さんが訪れた際、夏の盛り
にもかかわらず「首の後ろが寒い」と言って気味悪がった場所でもある。
「何か」を持っている人には「何か」を感じさせるものが確かに
存在しているようだ。

もっともパワースポットに近づくだけで気味悪がっていたのでは、京都では
暮らしていけない。私の家から徒歩圏内に、上記に挙げた2社だけでなく、
下鴨神社、北野天満宮、平野神社、ちょっと足を延ばせば上賀茂神社という
名うてのパワースポットがひしめいているのである。

写真は上から晴明神社。
「晴明井」と呼ばれる井戸。千利休もこの水を汲んで茶を点てたという。
今宮神社。
今宮さんの門前に2軒、対面にある「あぶり餅」屋さん。かつてはすさまじい
ばかりの客引き合戦が繰り広げられていた。
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by Mikio_Motegi | 2010-03-06 21:25 | 京都・紀行