ホテル、レストランなどホスピタリティ・インダストリに特化したヘッドハンター茂木幹夫(もてぎ みきお/ www.kyotoconsultant.net)の「非首狩族的な」日々。


by Mikio_Motegi

京都の秋

京都が最も美しく彩られる季節-晩秋を迎えた。
だんだん紅葉の時期が遅くなっており、今年も12月上旬までは
楽しめるだろう。

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先日の飛び石連休、犬の散歩でうっかり近所の大徳寺に出かけたところ、
観光客の人ごみに巻き込まれた。
清水寺や嵐山と違い、大徳寺は普段は観光客などあまり来ない静かな
禅寺なので油断していたのだ。
シーズンにはこんな所にも観光バスが乗り付けるのか、と改めて認識を
新たにした。

その日の晩、家族との待ち合わせで河原町三条に地下鉄で行く途中、
鞍馬口の駅構内の時刻表でこんな表示を見つけた。
観光シーズンの為に臨時列車を運行するとの由。

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1時間に9本走る地下鉄に、たかが1本加えるだけの事だ。
それよりもがっかりしたのが、この運行時間の変更案内に、外国語
表記が相変わらずされてない点である。

京都の観光地で外国人の来ない日、場所などどこにも無い。
むしろ外国人が来ない方がおかしいのが観光都市・京都の筈だ。
それなのに交通機関の時刻表変更表示に外国語表記がゼロとは・・・。
京都市交通局の常識を疑う。

こうした外国人観光客軽視の風潮はまだまだ根強い。
京都だけではない。遷都1300年を祝い大々的なプロモーションを
行っている奈良の、近鉄奈良駅の公衆トイレの状況をご存じだろうか?
あそこには洋式トイレは皆無、トイレットペーパーも備え付けは無く、
自動販売機で購入しなくてはならない。しかもその案内に外国語
表記はもちろん無い。

もっと言うと、関西の玄関口である関西空港の南海電車の
切符売り場では、クレジット・カードを受け付けていない。
一人2-3000円の運賃で、もし家族4人が同伴したら総額1万円以上
になる。
日本に着いたばかりの外国人は、そこでいきなりここは異界だ、
と認識するのだ。

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国交省の旗振りで"Yokoso Japan"キャンペーンが始まり数年がたつ。
今年度の入国者数は6年前の倍近い1000万人に到達する勢いで、
そのおかげで交通機関は充分に潤っている筈だ。
それなのにこの体たらく。
公共交通機関はいつまで国の政策に甘えているつもりだろう?

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写真は上から大徳寺-今宮神社参道のイチョウ並木。
鞍馬口駅構内の臨時列車時刻表。
東山周辺の交通渋滞(京都新聞HPより)。京都に欧米のような
パーク&ライドの運用が根付く為には、観光寺院や商店街の協力、
いや、それよりも危機感の共有が欠かせない。
大徳寺・養徳院の紅葉。
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by Mikio_Motegi | 2010-11-24 17:08 | 京都・紀行