天橋立、伊根の旅 2
2006年 12月 13日
伊根は古くから栄えた漁師町で、伊根港は冬鰤(かんぶり)の水揚げ高では日本でも有数の漁港だ。そして「舟屋(ふなや)」と呼ばれる独特の半水上家屋群が今も残る。
以前この舟屋の写真を何かのグラビアで見てから一度は訪れたいと思っていたが、今回その願いがかなったわけだ。ご覧のように家屋の海側が船の艇庫になっていて、直ぐに船を出し入れすることが出来る構造になっている。約250戸が現存しており、立並ぶ姿は壮観だ。国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定させている。
湾内を遊覧船で一周した後、近くの田原地区というところで「蕎麦打ち」を体験できるところがあるというので行ってみた。
旧分校を利用した会場で、本日の利用客は我が家だけ。地元ソバ農家のご主人に教えてもらい、2時間半かけて3打ち、1500グラムを打ち終えた。
私は蕎麦好きだ。私の生まれ育った群馬県桐生市の隣、栃木県足利市には「一茶庵(いっさあん)」という全国の蕎麦通が通う名店がある。そこのご主人と足利に住む私の従姉が大変懇意で、私は子供の頃からいつも打ちたて、茹でたてを食べ続けてきた。伊根の十割蕎麦はそんな私をも堪能させてくれた。
もっとも長女の切り揃えた蕎麦はタリアッテレのような太麺になってしまい、つるっと吸って喉元で味わう醍醐味とは程遠かったが。あーアゴが疲れた。