ホテル、レストランなどホスピタリティ・インダストリに特化したヘッドハンター茂木幹夫(もてぎ みきお/ www.kyotoconsultant.net)の「非首狩族的な」日々。


by Mikio_Motegi

Still Life / 静物

9歳になる長女が最近ピカソに興味を持っており、作品数は少ないが展示作品が観られるということで、3連休の最終日ということもあり国立京都近代美術館(MOMAK)に家族で行ってきた。写真は1938年、ピカソ57才の時の作品の「静物-パレット・燭台・ミノタウロスの頭部」である。

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最近の美術館はストロボさえ焚かなければ写真撮影を許可してくれるところが多い。おかげで我がブログもビジュアル面を充実させることが出来る。
初めてピカソの現物を観たのは1989年のセゾン美術館で開催された「ニューヨーク・グッゲンハイム美術館展」の「マンドリンとギター」だった。あの大作に受けた衝撃は今でも忘れられない。ピカソのエネルギーが充満し、昇華したような力強さ!魂を込めるとこんな造形ができるのか、と人間の力を再認識させられた。この「Still Life/静物」も、その片鱗を充分に魅せてくれている。

帰り途、折りしも成人式の式典がMOMAKの隣で催されていて、多くの新成人の大群の中に入り込んでしまった。私の母方の実家は桐生で生糸の問屋を営み、母は茶道教室を経営している。その為子供の頃から着物を見るのは馴れていたが、いやはや最近の振袖のカラフルなこと。勿論殆どが初めて着物を着るような風体だが、流石は京都、ビシッと決まっている若者も多い。印象に残ったのは織田信長のようにちょんまげ頭にマントを羽織った男、新撰組隊士風の一群。ヘアスタイルもボンバーヘッド風、ドラッド・ロック風から伝統的な「桃割れ」風と、バラエティに富んでいる。どんな形にせよ若い世代が着物に親しむのはこの伝統文化を残す為に絶対必要である。

今年の新成人は全国で約130万人、一方で今年60歳になり定年退職を迎える人は200万人を超えるという。我々の世代は否が応でもこの若者達に将来を託さなければならないのだ。
ピカソが青の時代からバラの時代を経て、やがてキュービズム、新古典主義を構築したように、今年の新成人たちも大きく変化を遂げていって欲しいものである。

写真はMOMAKから見た平安神宮の鳥居と京都国立博物館、新成人の大群。

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by Mikio_Motegi | 2007-01-08 22:45 | ブレイク