ホテル、レストランなどホスピタリティ・インダストリに特化したヘッドハンター茂木幹夫(もてぎ みきお/ www.kyotoconsultant.net)の「非首狩族的な」日々。


by Mikio_Motegi

カテゴリ:京都・紀行( 86 )

謹賀新年2015

雪の京都から、あけましておめでとうございます。
建勲神社でひいたおみくじは生涯初の「凶」!。そんでもっていつものように近所の神社をはしごして、3社め今宮さんで「大吉」ゲット! 今年も大吉な年になりそうです。
Happy New Year from snowing Kyoto! Finally obtained "very good" for fortune paper. Yeah!

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by Mikio_Motegi | 2015-01-05 18:27 | 京都・紀行
先週の7月23日(土)、ACCJ(在日米国商工会議所)関西主催の
納涼イベント "An Evening with Maiko & Geiko at Kyoto Brighton
Hotel"が開催された。
昨年に続き2度目となる今回も京都ブライトンホテルの全面的なサポートの
お陰で盛況だった。

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規格外れの豪華なビュッフェ・メニュー、芸妓さん、舞妓さんの素晴らしい
踊りのパフォーマンスと参加者一人一人との交流・写真撮影など、充実した
内容だった。

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ただ正直言ってこのイベントの企画担当の私としては、来年もこれを同じ形で
続けるかと問われれば"No"と答えるだろう。理由は下記の通り:


1.同じ形のイベントを3年繰り返すことに耐えられない。
"Progress"(進化), "metamorphosis"(変態/ヘンタイではない!)が
信条の私としては。

2.あまりにも京都ブライトンホテルの好意に「おんぶにだっこ」状態で、
申し訳ない。

3.ACCJ会員の参加者が少なく、腹が立つ。


1.は私個人の考えなのでどうでもよいが、2.3.はイベントの
sustainabilityに関わる問題だと思う。
つまりは簡単な事だが、ブライトンの好意に甘えることなく、且つ
ACCJ会員が多く参加でき楽しめるイベントにすればよいのだと思う。

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全くのフラッシュなアイデアだが、会場を京都のどこかのお寺や神社、
旧蹟に移し、(ブライトンの料理をケータリングする事も視野に入れ)、
一般市民や学生をターゲットにする。震災で被災した人たちを招待したり
してもよい。

もっとシンプルに、会場を交通至便な大阪に移し、芸妓さん&舞妓さんを
京都から呼んでのイベントにするのも一考の価値があるだろう。

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とにかく進化が終わったら人生も終わりだ。来年は3年目となるこのイベント
を何か新しい形に仕立て上げたいので、どうぞ皆さんのご協力を
お願いします。

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写真は上から京都五花街の一つ、宮川町から来てくれた芸妓さんと
舞妓さん。

豪華なビュッフェ・メニュー

芦屋と六甲から駆け付けてくれた中島亜佐子さんと岡野栄子さん。
中島さんはサンドブラストのアーティスト、岡野さんは真珠宝飾の
デザイナー兼トレーダー。

京都ブライトンホテルからの眺望。御所の緑の向こうに大文字が望める。

ACCJ会員、大杉宏美さん。大阪の行政書士の先生でもある。
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by Mikio_Motegi | 2011-07-30 13:53 | 京都・紀行
昨年8月に私が企画したACCJ(在日米国商工会議所)関西支部主催の
京都でのイベントが"An Evening with Maiko & Geiko at Kyoto"
として再び開催される。
日時は7月23日(土)午後5時から。会場は昨年同様京都ブライトンホテル。

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真夏の週末の一日を、美味しいお酒とビュッフェ料理に舌づつみを打ち、
幽玄な舞妓さん芸妓さんの踊りを鑑賞して猛暑を吹き飛ばしましょう、
という気楽な集まりだ。
もちろん関西在住の外国人も多く参加するので、国際文化交流の意味も
あるし、京都の伝統文化に親しむ最高の機会でもある。

昨年も大好評だったこの企画の目玉は、なんといっても普段は滅多に
お目にかかれない本物の舞妓さん、芸妓さんの踊りが間近で見られる事。

今年も昨年同様、京都五花街(ごかがい)のひとつ、宮川町から
選り抜きの別嬪さんが来てくれる。

外国人はもちろん、我々地元の者でも滅多にない機会だ。
宮川町と普段から深い付き合いのある京都ブライトンホテルならでは、
と言えるだろう。

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楽しいのは、舞妓さん芸妓さんのいるお茶屋の女将さんによる絶妙トーク。
舞妓・芸妓の成り立ちから、衣装、髪、装飾品までユーモアたっぷりに
説明してくれる。

踊りの鑑賞の後は、もちろん写真撮影の時間もたっぷりとある。

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京都で1,2の人気を誇る京都ブライトンホテル自慢のビュッフェメニューも
楽しみの一つ。
今回はホテルが自慢するリノベーションしたばかりの客室を案内する
ホテル・ツアーも用意した。

ちなみに同ホテルは今年7月から1階のフレンチをビュッフェ・レストランに
模様替えもした。
また毎年7月には夜8時からクラシックのフリー・コンサートを開催しており、
今年も連日地元のファンで熱気に包まれるだろう。

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会費はACCJ会員が8,000円、会員以外の方も8,500円、12才以下の子供は
3,000円で参加できるので、希望する方は私宛に連絡をどうぞ。
当日は京都ブライトンからビッグな景品も用意している。

写真は上から今年のフライヤー。
"ACCJ Kansai"→ " An Evening with Maiko and Geiko at Kyoto"
を検索を。
http://www.accj.or.jp/doclib/kansai/KS_Kyoto0723.pdf

2,3枚目が昨年のイベント光景。

京都ブライトンホテルの外観。
元々は西陣の大きな機屋さんの跡地に建つホテルだけあり、建物も周囲と
調和していて親しみやすい。地元に溶け込んだ5スターホテルである。
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by Mikio_Motegi | 2011-06-19 14:41 | 京都・紀行
2014年にザ・リッツ・カールトンがいよいよ京都に進出する。
場所は今年2月に廃業したホテル・フジタの跡地。
鴨川沿いの二条通り角、正面に比叡山や大文字等の東山36峰が望める
という、絶好のロケーションだ。
外国人を呼び込める外資系ホテルはこれで4軒目。京都にまた一つ
魅力的なアイコンができる事になる。

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観光業が発展するには富裕層への浸透が欠かせない。
だが私は、京都は観光地としてあまりにも大衆化してしまったのでは、
と強く危惧している。

京都にはこれだけ魅力的なコンテンツがあるのにもかかわらず、宿泊客の
平均滞在泊数は約1.2泊。それも殆どが週末泊だ。

つまり大都市近隣のお手軽旅行先と何ら変わらないに等しい。
これでは週末の宿泊施設不足や平日との料金格差は解決しないし、
週末の交通渋滞も深刻化するばかりだ。

受け入れ側にしても、京都の魅力を疎外する要因は多い。
建物のデザインにしてもバラバラ。全く古都・京都にそぐわない。
嵐山には芸能人の名前を冠した安っぽい土産物屋、飲食店が軒を連らね、
先斗町(ぽんとちょう)は客引きが横行し遂にはキャバクラが進出した。

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私がもっとも残念に思うのは、近頃流行の偽(にせ)舞妓だ。
一般客を相手に舞妓風の衣装とカツラを着付け、お手軽に舞妓さん気分を
味わえるというもの。

写真撮影だけならそれでも構わない。が、彼女らはアイスクリームを手に
街に繰り出し、時にはあの衣装で路上に三角座りしてタバコを吸っている。
知らない人が見たら、京都の舞妓さんのイメージが完全に崩壊するだろう。

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偽舞妓をコンパニオンに仕立てお座敷に上げるという飲食店もある。
先日家族で出かけた先斗町の河床(ゆか)で、どこかの会社の飲み会に
呼ばれたらしい偽舞妓が一般客の前でポーズをとっていた。

私たちの隣にいた観光客は「あ、舞妓さんだ!」と喜んで写真を撮って
いたが、あの人たちは京都の芸舞文化を取り違えたまま帰ってしまう事に
なる。本物はお客に呼ばれての仕事中に、一般客の撮影は許可しない。
その時間帯は舞妓を買ってくれた(オーダーした)お客だけのものであり、
一般客に撮影されるという事はそのお客をないがしろにする、という
解釈からだ。彼女らの矜持と言えるだろう。

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ニュー・ビジネスとしての偽舞妓は、商魂逞しい産物として評価する。
このコンテンツを楽しみに京都に来る観光客も多いと聞く。

だからこそ、そろそろルール作りが必要な状況になってきたのでは
ないだろうか?
市中はともかく、実際に舞妓・芸妓がいる京都の五花街(ごかがい)への
偽物の立ち入りは禁止すべきだ。
偽物から本物を守るのも行政の仕事の筈。
財務省・税関があんなに輸入偽ブランドの摘発に熱心なのだから、
国土交通省・観光庁、或いは京都市も景観保存という有形文化財だけでなく、
芸舞という無形文化財の保護に踏み切るべきだ。
それが結局「京都」ブランドを守ることにつながるのだから。

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ちなみに少々目の肥えた京都人なら本物と偽物は一発で区別できる。

まず彼女達の立ち居振る舞い。要するに偽物は着物に慣れていない。
次に舞妓の髪は地毛と決まっているが、偽物はカツラ。
そして着物の質。本物が着る西陣の手織りの着物とレンタルの着物とでは、
近くに寄れば一目瞭然、雲泥の差がある。

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断っておくが、私は高級品=本物の文化、などという価値観を持つ俗物では
ないつもりだ。
京都に限らず、土地土地の伝統・文化を尊重しプライオリティを
置かなければ観光業の振興などありえない、と言いたいだけなのである。

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ザ・リッツ・カールトンのような世界的ブランドの進出に京都が選ばれた
事実に京都人は誇りを持って良い。
一方で、世界的ブランドのホテルが立地するに相応しい土地であるか
どうかも、京都人の努力にかかっているのである。

写真は上から

真ん中の建物がホテルフジタで、ザ・リッツ・カールトン京都建設予定地。
傍らを流れるのが鴨川。遠くに比叡山の雄姿を望む
(京都ホテルオークラ最上階レストラン「ピカレスク」より昨日撮影)

先斗町の四条通り側入り口

偽物舞妓さん

先斗町の河床(ゆか)より、お隣の河床を撮影

本物の舞妓さん。昨年8月27日のブログ「シ・ミ・ツの京都」に記載した、
ブライトンホテルでのイベントにて撮影

JNTOのHPより

ザ・リッツ・カールトン京都の完成模型
http://blog.excite.co.jp/naokoterada/15723518
→ホテルの記者発表の様子が記事になっている。興味のある人は
是非アクセスを
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by Mikio_Motegi | 2011-06-12 23:53 | 京都・紀行
村山臨済宗南禅寺派の金福寺(こんぷくじ)は、京都市左京区一乗寺の
観光スポット詩仙堂に向かう途中にひっそりと佇む禅寺だ。

平安時代に創建されたこの寺は、松尾芭蕉や与謝蕪村ゆかりの地とされて
いるが、同時に日本史上に現れる初めての体制側の女スパイとして、
幕末の時代を駆け抜けた「村山たか女(じょ)」が晩年を過ごした寺でも
ある。

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たか女は徳川政権末期の大老、井伊直弼(いい・なおすけ)の懐刀である
長野主膳(ながの・しゅぜん)の愛妾で、同時に井伊とも情を通じていた。

開国派の旗頭で「日米修好通商条約」を強引に締結した直弼は、これに
反対する勢力を強権で弾圧する「安政の大獄」を主導。
たか女はその際直弼や主膳の手先となり、京都にて反対派の動向を探り
幕府に報告、安政の大獄に加担した。

やがてこれに反駁した水戸浪士達により直弼が惨殺され(桜田門外の変)、
その結果情勢が変わり、たか女は主膳と共に幕府により捕獲される。
主膳は斬首されたが、たか女は京都三条河原にて3日間のさらし者の刑の
末、一命をとりとめる。
そしてたか女は金福寺にて67才の生涯を閉じるまで、ひっそりと暮らす
のである。

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舟橋聖一の代表作「花の生涯(祥伝社文庫上下巻)」では、絢爛たる生涯を
貫く直弼を軸に、華やかに、艶めかしくたか女が活躍する様を生き生きと
描写している。
直弼という大きく純粋なキラ星を慕い、主膳とたか女は文字通り身命を賭して
サポートする。そして無残な結果になっても、悔いはなかった筈だ。
なぜなら彼らは全身全霊で時代を生き抜いたのだから。

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私のような人間がなぜ金福寺というマイナーな寺をを知っているかと
いうと、話は35年前の高校の修学旅行に遡る。
群馬県の公立男子高校生だった私は、京都見物の際に学校で定められた
観光コース「曼珠院(まんしゅいん)と詩仙堂」を訪問する筈だったが、
先に訪れた曼珠院の人混みに嫌気がさした。
次の詩仙堂はもっと混んでいそうだったのでそれを避け、すぐ脇にあった
小さな寺に飛び込んだ。そこが金福寺だった。

たまたま大昔のNHK大河ドラマの題材だった「花の生涯」について、
私の母が村山たか女を演じた「淡島千景」という女優の美しさを語っていた
のを思いだし、この寺の来歴に興味を持ったのである。

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直弼は開国をせまる諸外国の圧力に対し、思い切った開国論を掲げ逆に
米英を驚愕させる。国体の護持の為には開国し、広く諸外国と交易を進める
しかない、と信じての決断だった。この直弼の決断により、200年間以上
続いた日本の鎖国政策は終焉を遂げる。

「人間はおのれの意思どおりに歩いているつもりでも、いつのまにか、
時代の潮に行く手を決められてしまう」
「満つれば欠くる、は世の習い」

作中、直弼のつぶやく言葉だが、たか女はどのような思いで聞いたの
だろうか?
美貌と頭脳、行動力を併せ持ち、「妖婦」と蔑まれながらも、たか女は
直弼と主膳という二人の男の為に奔走する。

金福寺は、幕末という激動の時代を駆け抜ける半生を送ったたか女が、
心静かに終焉を迎えるに相応しい地だったのだろう。
今でも相変わらず観光客もまばらな、しかし禅寺らしい侘びた雰囲気の
上品な寺である。

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by Mikio_Motegi | 2011-05-22 17:35 | 京都・紀行
東京都・小笠原村が、岩手県・平泉と共にユネスコより
世界遺産登録の勧告を受けた、というニュースが飛び込んできた。
私が小笠原に行ったのは1990年のゴールデン・ウィークを挟んだ
10日間、それもたった一度の事。
だからあまり大きなことは言えないが、それでも我が人生における最高の
休日として、今でも宝物のように記憶に鮮明に残っている。

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私はあれから、小笠原に出かけた経験のある人と出会った経験が無い。
何せ本土からの交通手段は船のみ、それも東京・芝浦桟橋から片道25時間
もかかるのである。
文字通り「秘境」と呼ぶにふさわしいロケーションと言えるだろう。

到着した日の夕方、民宿の目の前の小さな港を散歩していると、
大きな段ボール箱を潰したような赤茶けた物体が海に浮かんでいる。
「こんなきれいな海に段ボールなんか捨てやがって」と私が舌打ちし
視線をそらすと、いきなりその段ボールから「プファッ!」という音がした。
良く見るとそれは段ボールではなく大きな赤ウミガメで、呼吸をする為に
浮上したのだ。その「プファッ!」という音はその呼吸音。度肝を抜かれた。

その後防波堤で釣りをしている人を見かけたので、釣果を覗くと大きな
甲イカが何杯もバケツに入っている。
見ると防波堤の足下には甲イカの大群が押し寄せていて、彼らの吐き出す
水流やスミで水面が泡立っている。
私が「イカ釣りですか?」と聞くと、その釣り人は「いや、これは外道。
ヒラアジを狙っているんだよ」との答え。
見ると、イカの大群を狙って見た事もないような大きなヒラアジが数匹、
防波堤の下でものすごいスピードで泳ぎまくっていたものだ。

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私の旅行の目的は、毎日午前と午後の計2回、スクーバダイビング三昧で
過ごす事。
小笠原の海は流れがきつく、深度も深いし水温もあまり高くない。
だからダイビングの合間は疲れきってしまい、食事を摂るか仮眠をとるか
の毎日だった。

大自然の中で10日も過ごすと、普段は表に出てこない、人間が本来
持っている野生・感性のようなものが表れてくる。
風の音や方角、雨雲の匂い、潮流の強さや方角などが感じられ、読みとれる
ようになるから不思議だ。

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さてそんな小笠原だが、その頃私が勤務し今は特別清算(つまり潰れた)
セゾングループの(株)西洋環境開発が小笠原に航空路を開発しようと
積極的に推進した経緯がる。
諸島の北部、無人島で平坦な土地のある「兄島」に空港を建設し、
リゾート施設を開発、本土からの観光客を誘致しようと計画したのだ。

世はまさにバブル絶頂期で、日本中の景勝地が「リゾート開発」の美名
の下で侵食され、貴重な自然が次々と破壊されていた頃である。

滞在数日後、親しくなったダイビングショップの計らいでの我々をもてなす
バーベキューパーティーで、15、6名の参加者がお互いの自己紹介を
した際、私の勤務先を聞いて何人かが「え!?」と色めきたった。
皆一応にセゾン資本による小笠原の観光開発計画は知っていたし、賛成、
反対の意見が交差していた背景もあった。

ただ私の仕事はホテル・チェーンのオペレーション本部で、リゾート開発
とは直接関係なかった・
また上記のとおり毎日ダイビング三昧で、とても開発の為の調査に来た
人物とは思われなかったようだ。
夜は夜で忙しかったし・・・。

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それはともかく、バーベキューの席で様々の立場による、小笠原観光開発の
様々な意見を聞く事が出来た。
国内の大抵の田舎と違い、小笠原には本土からの移住者が多い。
だから過疎対策で観光事業を推進する必要がない。
もちろん本土からの移住者は手つかずの自然が好きで住みついたのだから、
観光開発など全く望んでいない。

おまけに太平洋戦争中は住民は全て本土に強制疎開させられており、戦禍で
亡くなった人は全て日本軍の兵隊及び関係者だった。
つまり戦争の心理的爪痕が沖縄のように深刻に残っておらず、従って本土に
対する特別な(屈折した)感情が無い。
つまりリゾート開発の機運が全く盛り上がっていなかった。

「これはよっぽどの事がないと、小笠原の開発は実現しないな」というのが
私の印象だった。

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あれから20年が過ぎたが、小笠原には未だに飛行場が無い。
バブル期の行き過ぎたリゾート開発への反省と、20年間ずっと不況だった
事が寄与し、小笠原の自然は健在だ。

いつの日か私はもう一度小笠原を訪れ、ダイビング三昧の日々を送りたい
という願望を持っている。
それまで、いや永遠に秘境・小笠原の姿のままでいて欲しいものだ。

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写真は上から 小笠原諸島 父島遠景 京都新聞メールマガジンより

アカウミガメ(イメージ)「omotehama network」
www.outdesigh.net/omotehama より

婿島(ケータ)のイソマグロ 「Kikuの海日記」
kikuya-m-uminikki.cocolog.nifty.com より

宇宙の他の惑星のような島、南島

夕焼け 小笠原島の風景写真
ogasawarajigger.blog.ocn.ne.jp より

西島沖のザトウクジラのホバリング 「ただ今、小笠原」
karioka.exblog.jp より
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by Mikio_Motegi | 2011-05-08 17:26 | 京都・紀行
昨日は次女の十三(じゅうさん)参り。この儀式については
2009年3月31日のブログに記したので、ここでは詳細は省く。

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嵐山の桜も半分が散った昨日の土曜日だが、人通りは例年の8割ほどか。
その原因は言うまでもなく東日本大震災と福島原子力発電所の放射能漏洩
問題、それに起因した世の中の自粛モードだ。
だが我が家はそんなモードは無視、予定通り盛大にお祝いを敢行した。

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次女と同い年の従姉と一緒に参拝し、夜は室町の「京夕け善哉(よきかな)」
で、群馬からやって来た私の実母と実兄を含め総勢16名で夕餉を囲む。
さすがミシェラン一つ星の実力店だけあって、出汁(だし)の取り方が
絶妙だった。美しい女将と仲居さんのホスピタリティも満点で、楽しい
ひと時だった。

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翌日の昼は「祇園おくむら」にて会席風イタリア料理。
多種類の料理を少しずつ楽しめる、老齢の母親にはぴったりのコースだ。
祇園の切通しの喧騒がウソのようなインテリア、祇園新橋や
花見小路も近く、食後の散策にもってこいのロケーションだ。

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宴の最中も、片時も東日本大震災が頭から離れることは無い。
だが自分で稼いだお金で、家族のお祝いをするのに遠慮する気はさらさら
ない私だ。

むしろ、「(その時点で)できる人が、できない人の分まで頑張る」のは
チームワークの基本である。
被災した人々、復旧に当たる関係者、ボランティアの労苦を思いつつ、
次世代の日本を担うであろう次女の為に杯を重ねさせて頂いた。

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写真上2枚は嵐山法輪寺(ほうりんじ)にて。

京夕け「善哉(よきかな)」のエントランス。祇園の名店で修業した
板前さんと仲居さんが結婚し、3年前に店を開いた。

「祇園おくむら」。コース料理のみ。最後の一口カレーライスが名物。

従姉一家を撮影する家内と次女。

渡月橋を歩く次女。授かった智恵を落とさないよう、一心不乱で渡り切った。

法輪寺の境内に「電電宮」という電気・電波の神様を祀った神社を発見。
東京電力の関係者はここに参拝すべきだ。
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by Mikio_Motegi | 2011-04-17 21:22 | 京都・紀行
7日(火)の夜、キッザニア甲子園で開催された大人だけのクリスマス・
パーティーに行って来た。
ご存じのようにキッザニアは、企業が出展しているパビリオンで子供が
その企業の業務を模擬体験し、子供の実社会への関心を高めるという
一種のテーマパークだ。

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私はキッザニアのこうしたアクティビティに、懐疑的な意見を持っている。
実業の世界はキレイ事だけではない。利益追求の為に実にどろどろとした
駆け引きや人間関係がある。反社会的とまでは言わないが、グレイゾーン
ぎりぎりの利益供与だってある。
また、企業実務はセットアップこそが肝心なのであり、ここのように全て
お仕着せのパビリオンでの模擬体験など、近頃のませたガキどもには
感動どころか実業の世界を甘く見下してしまう結果になるのではないかと
思うのだ。

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ただしキッザニアの関係者数名から今回聞き取ったのだが、
キッザニアは子供たちの入場料収入のみで収益を挙げているわけではない。
パビリオンを出展している企業からの相応の出展料と、キッザニアの
価値に賛同する企業からのスポンサー料も収益の柱だという。

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ではパビリオン出展企業やスポンサー企業ののbenefitは何だろう?

まずひとつは、子供たちを連れてくる親や教師の大人の世代に企業をアピール
する宣伝効果がある。

次に子供たちが実務を模擬体験をする事により、その企業への親しみを
刷り込ませ、大人になったときにファンになってもらえる事を期待する
「種まき」効果。

またキッザニアは子供たちに実業への関心を持たせる場所である事から、
企業の社会貢献活動の場として活用することができる。

さらに今夜のような我々を招いたクリスマスパーティーに代表されるように、
様々な出展企業やスポンサーたち同士のネットワーキング活動の機会を
得ることができる。

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今までキッザニアは子供たちの模擬体験の対価である入場料収入だけで
収益が成り立っていると大きな勘違いをしていた私だが、今回認識を
新たにした。
キッザニアは子供を媒介にした、大人の為の立派なテーマパークなのだ。
その意味で彼らのパブリシティ効果、社会貢献効果は評価に値するもので、
こうした新しい形のテーマパークを日本に導入した彗眼に改めて感服する。

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写真は上からパーティー光景。

セクシーなサンタの衣装に身を包んだスタッフ。彼らのホスピタリティの
高さもキッザニアが好評である大きな要因だ。

何のパビリオンだか不明だが、ウォール・クライミングもある。

キッザニア甲子園。1999年にメキシコシティーに一号店がオープン。
日本では東京・お台場に2006年、ここ甲子園に2009年にオープンした。

企業のパビリオンでユニフォームに着替え、模擬体験に興じる大人たち。
いい年をした大人のこんな姿を見ると、バッカじゃねえかと思う。
最近多いという幼稚な大人のコスプレ願望に付け込んで、こうした
「大人だけのキッザニア」もアクティビティにしたらいいのに・・・
やっぱり気持ち悪いな。
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by Mikio_Motegi | 2010-12-12 09:47 | 京都・紀行

美人の産地

誰が言い出したか知らないが、日本の三大美人の産地とは金沢、京都
そして博多だそうな。
また日本海側に面した県は全て美人の産地であるともいう。
それらの定説に加え、私は今週訪れた京都府福知山市と岡山県岡山市も
大変な美人の産地であるという事実を報告したい。

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初耳だ、という人も多いかもしれないが、本当である。
私は毎年この時期に行われる福知山マラソンに3年続けて参加しているが、
沿道のボランティアやランナーの家族など、特に30代前後以降の家庭の
主婦と思われる女性に魅力的な人が非常に多い。
彼女らに沿道で声援を送られると、どんなにへばっていても途中棄権など
できない。逆についつい無理をしてスピードを上げてしまい、完走後に
疲労がどっとくる。

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岡山も昨日で3度目の訪問だったが、ますますその感を強くした。
現地に赴任しているY氏も同意してくれたのだが、こちらは若年層から
全体的にレベルが凄いのである。
昨日の朝、私が林原美術館に行く方向を尋ねた女性は、あいにく美術館の
場所を知らなかった。するとその女性はどこかの商店でそれを聞いて
確かめ、私に伝える為追いかけてきてくれた。
美しいだけでなく、ホスピタリティも抜群の岡山女性だった。

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福知山は日本海沿岸地域と同じく日照時間が少ない北国なので、色白の人が
多いのはわかる。だが岡山は逆に本州で最も日照時間が長い土地であり、
両者に関係は無いようだ。ただどちらもあまり身体の大きな女性は
見かけず、比較的小柄なのは共通している。
経済的に豊かなのが理由なのか、それとも歴史的に大陸からの渡来者が
多く混血が進んだのが理由なのか。

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もちろん美の基準は人それぞれである。私の場合、ストライクゾーンが
かなり広いのも、福知山と岡山を美人の産地と認める理由かもしれない。

また一般論として、「審美眼」と「鑑識眼」は必ずしも一致していない例が
多いという事実も、様々な場面での言い訳に利用させて頂いている。

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写真は上から、福知山出身のタレント「中澤裕子」さん。
岡山出身の同「神楽坂恵」さん。この2枚は「ご当地タレント」のHP
より拝借。

福知山マラソンで沿道でランナーに「ハイタッチ」をしている女性達。
ランナーにとってこれが元気が出るんだ。
マラソンのスタート地点。この2枚は福知山マラソンのHPより。

岡山城。私に道案内をしてくれた女性は、生け花とイタリア料理のコラボ
を勉強していると言っていた。なかなか興味深いテーマである。
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by Mikio_Motegi | 2010-11-28 10:22 | 京都・紀行

京都の秋

京都が最も美しく彩られる季節-晩秋を迎えた。
だんだん紅葉の時期が遅くなっており、今年も12月上旬までは
楽しめるだろう。

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先日の飛び石連休、犬の散歩でうっかり近所の大徳寺に出かけたところ、
観光客の人ごみに巻き込まれた。
清水寺や嵐山と違い、大徳寺は普段は観光客などあまり来ない静かな
禅寺なので油断していたのだ。
シーズンにはこんな所にも観光バスが乗り付けるのか、と改めて認識を
新たにした。

その日の晩、家族との待ち合わせで河原町三条に地下鉄で行く途中、
鞍馬口の駅構内の時刻表でこんな表示を見つけた。
観光シーズンの為に臨時列車を運行するとの由。

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1時間に9本走る地下鉄に、たかが1本加えるだけの事だ。
それよりもがっかりしたのが、この運行時間の変更案内に、外国語
表記が相変わらずされてない点である。

京都の観光地で外国人の来ない日、場所などどこにも無い。
むしろ外国人が来ない方がおかしいのが観光都市・京都の筈だ。
それなのに交通機関の時刻表変更表示に外国語表記がゼロとは・・・。
京都市交通局の常識を疑う。

こうした外国人観光客軽視の風潮はまだまだ根強い。
京都だけではない。遷都1300年を祝い大々的なプロモーションを
行っている奈良の、近鉄奈良駅の公衆トイレの状況をご存じだろうか?
あそこには洋式トイレは皆無、トイレットペーパーも備え付けは無く、
自動販売機で購入しなくてはならない。しかもその案内に外国語
表記はもちろん無い。

もっと言うと、関西の玄関口である関西空港の南海電車の
切符売り場では、クレジット・カードを受け付けていない。
一人2-3000円の運賃で、もし家族4人が同伴したら総額1万円以上
になる。
日本に着いたばかりの外国人は、そこでいきなりここは異界だ、
と認識するのだ。

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国交省の旗振りで"Yokoso Japan"キャンペーンが始まり数年がたつ。
今年度の入国者数は6年前の倍近い1000万人に到達する勢いで、
そのおかげで交通機関は充分に潤っている筈だ。
それなのにこの体たらく。
公共交通機関はいつまで国の政策に甘えているつもりだろう?

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写真は上から大徳寺-今宮神社参道のイチョウ並木。
鞍馬口駅構内の臨時列車時刻表。
東山周辺の交通渋滞(京都新聞HPより)。京都に欧米のような
パーク&ライドの運用が根付く為には、観光寺院や商店街の協力、
いや、それよりも危機感の共有が欠かせない。
大徳寺・養徳院の紅葉。
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by Mikio_Motegi | 2010-11-24 17:08 | 京都・紀行