ホテル、レストランなどホスピタリティ・インダストリに特化したヘッドハンター茂木幹夫(もてぎ みきお/ www.kyotoconsultant.net)の「非首狩族的な」日々。


by Mikio_Motegi

カテゴリ:Japan Revitalization( 7 )

東日本大震災の復興の為と称して、関西で行われるチャリティ・パーティー
にせっせと顔を出してはいくばくかの寄付金を供出し、何となく役に
立てたと自己満足をしている日々が続いている。

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5月12日(木)はExpediaのパーティーが大阪・梅田のXEXで催された。
Expediaとはホテルマンなら誰でも知っている、世界最大の予約サイト。
そこでは彼らの大阪オフィス開業の告知と、大災害が起きた際にどのように
復興にExpediaが貢献しているか、活動の概要が紹介された。
参加費+Expediaが助成する同額が、東日本大震災の復興基金に供出
されるという太っ腹なイベントだ。
マーケティング部長のピーター・リー氏によるプレゼンも印象的だった。

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参加者は関西圏のホテルのWeb予約担当者を中心に約90名。
皆なんとなくおたくっぽい雰囲気が感じられるのは、私の偏見だろうか?
会場のXEX OSAKA(ゼックス大阪)はハービス・エントの最上階ワンフロア
を占める関西でも最もおしゃれでクールなスポットなので、なんとなく
場違いなおっさんが多いのも愛嬌か。

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先月の20日にはACCJ(米国商工会議所)主催の恒例 "Meishi Exchange
Party”がハイアット・リージェンシー大阪で開催された。
メンバーの会員ホテルがそれぞれ宿泊券や食事券を出品し、参加者による
オークションでそれらを競り落とし、その全額をやはり寄付するという、
ACCJ関西では初めての試みだった。

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こちらも100人以上が参加し大盛況。数年ぶりにACCJの公式イベント会場と
して指定されたハイアット大阪も気合いが特に入っていて、素晴らしい料理、
ワイン、ジャズの生演奏など、印象深かった。
終了後、大阪駅と神戸・三宮駅までの専用バスを用意するなど、この企画に
かける意気込みが伝わってくる。
まさに「関西から日本を元気に」を具現するパーティーだった。

ちなみにこのようなACCJ主催のイベントは数多く、例えば年2回開催される
"Meishi Exchange Party"は様々な業界からの参加者が集まるので、会場と
なるホテルは絶好のPRとなる。
会場の選定は私の所属する"Living in Kansai"コミッティーで常に厳正に
審査されており、そこでの各ホテルのプレゼンにより決められている。

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写真は上から jp.hotels.com のサイト。アジア各国のホテリエから、
今回の大震災に見舞われた日本へのメッセージがつづられている。
是非覗いて欲しい。

ピーター・リー氏のプレゼン。おしゃれな会場なので照明を落としていて、
映りが悪い。

ハイアット大阪で開催された"Meishi Exchange Party"サインボード。

中央がハイアット大阪GMのMark Foxwell。向かって右が米国大阪総領事の
Edward Dong。左がヒルトン大阪GMのHerman J.Ehrlich。

会場全景。ハイアット自慢のゲスト・ハウスだ。

(3枚目、4枚目はACCJメンバーのプロ・フォトグラファー Paul B.Diserio
www.spinfish.tv より提供)
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by Mikio_Motegi | 2011-05-15 10:19 | Japan Revitalization
4月6日の水曜日、ACCJ(American Chamber & Commerce Japan)
主催のランチョンセミナー"Radiation and Risk"に参加してきた。
場所は新装なった麻布狸穴の東京アメリカンクラブ。

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パネリストは以下の4名。(難解なので和訳不可能。でも何となく
どういう人たちかわかるでしょう?)

Speakers:
- Dr. C. Norman Coleman, Associate Director,
Radiation Research Program, Division of Cancer Treatment
and Diagnosis, National Cancer Institute,
U.S. National Institutes of Health

- Jana Telfer, Associate Director for Communication Science,
National Center for Environmental Health/Agency for
Toxic Substances and Disease Registry, Centers for
Disease Control and Prevention.

- Steve Simon, Ph.D, Division of Cancer Epidemiology and
Genetics, National Cancer Institute

- Michael Noska, Ph.D. Environment, Safety and Strategic
Initiatives, FDA (U.S.Food & Drug Administation)

12時からの昼食の後、12時半頃からはじまったプレゼンテーション。
Q&Aセッションでは14時までの予定を15分延長するなど、熱心な討議が
続いた。

参加者は250名。通常のACCJのランチョン・セミナーではせいぜい
80-100名程度しか出席が無いので、今回は異例だ。
また見渡したところ、日本人は20-30名程度、後は全て欧米人だ。
彼らの関心の高さが伺える。

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セミナーでは"ALARA"という言葉が新鮮だった。ALARAとは
As Low As Reasonably Achievable の頭文字で、直訳すると
「合理的に出来る限り低く達成できる」被爆数値という意味だ。

すべての被爆は社会的、経済的要因を考慮に入れながら合理的に達成可能
な限り低く抑えるべきである」という基本精神に則り、被爆線量を
制限することを意味している。
(原子力安全委員会/www.nisa.go.jp/word/42/1029.html)

またリスクに関しては、Risk=Hazard + Outrageであり、
物事には常に危険因子があるが、そのままではリスクではない。
それはHazardだ。
例えば車の運転、山登り、食品に含まれる微量の細菌等はHazard。

ところがそれがOutrage(侵される、点火される)されると、交通事故、
遭難、食中毒等の事故が起きる。
原発についても、HazardではあるがOutrage(今回の場合は地震と津波)
が無ければ安全だった。よって原発は全てリスキーだ、という考え方は
あたらない、とする物だった。

また世界史上唯一の被爆国である日本の放射線研究は世界で最も信頼度の
高いものなので、風評に惑わされることなく落ち着いて対処して欲しいとも
語っていた。Atomic Bomb(原子爆弾)をそのまま言わず" A-Bomb"と
いう言い回しにしていたのが印象的だった。

アメリカ・オバマ政権の唱える原発開発促進を否定しかねない発言は
無かった。パネリスト4名とも、「日本政府と関係機関は未曾有の惨事の
中で良くやっている。当面は安心して見守ろう」という姿勢だ。

ま、ACCJの立脚点からいえば、反原発は絶対に表明しないだろうし、そんな
人物をパネリストとして呼びやしまい。

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セミナーは淡々と進み、興奮する人も激昂する人もおらず、時々ジョークが
交るいつもの雰囲気。
察するに、東京に踏みとどまっている欧米人は、踏みとどまれる理由を
必死に探している、という感がした。

今回同じテーブルに同席した元ヨコハマインターコンチ勤務のMarthinは
オーストラリア人で現在欧米のロジスティック会社の日本代表。
左隣の人物は米系ソフトウェア会社の社長で滞日14年。
彼らは共に日本が大好きで、奥さんは日本人。子供もいる。
そんな彼らに奥さんの親戚を残して自分達だけ本国に帰国するという
選択肢は、無い。

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世界中が固唾をのんで見守っている福島第一原発の趨勢。
欧米各国は、福島と東京との距離、位置関係など念頭にない。
日本全土が放射線で被曝し、キノコ雲の覆われていると本気で信じ込んでいる
人々があまりにも多い。

そんな本国からの「大丈夫か?メール」「帰れ!コール」にめげず、大好きな
日本に踏みとどまっている彼ら。

そんな彼らの為にも、頑張れニッポン!と改めて声を大にしてエールを
送りたい。

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写真は上から東京アメリカンクラブの入り口。
ランチはミネストローネ、サーモンのグリル、デザート・コーヒーだったが、
どれもめちゃくちゃ美味しかった。

会場風景。

リスクマネージメントのイメージ。(本文とは関係ありません)

それぞれイメージ。
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by Mikio_Motegi | 2011-04-10 22:25 | Japan Revitalization

復興を支えるもの

2001年の911の後、当時のニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニは
市民に向かい「ミュージカルに行こう、映画を観よう。大人気の
『ザ・プロデューサーズ』だって今ならチケットが手に入るぞ」と、
未曾有の大惨事に意気消沈する人々を鼓舞したという。

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テロに遭ったからといって意気消沈していたのでは経済は回復しない。
むしろそれこそテロリストたちの思うつぼなのだ。
そんなジュリアーニの言葉に市民はどんなに勇気づけられた事だろうか。
実際メジャーベースボールは10日後に再会。ジュリアーニ自らメッツの
試合に足を運んだという。

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3月29日(火)のサッカー日本代表対Jリーグ選抜の試合は見応えがあった。
タイトルのかかっていない試合で、日本代表がここまでパフォーマンスを
魅せるのは、日韓戦以外滅多にない事だ。
もちろん震災の被災者のみならず、日本そのものを鼓舞しようという強烈な
使命感はあっただろう。が、同時に新旧の代表対決の様を呈したメンバー構成
も、彼らのモチベーションをぎりぎりまで上げてくれたに違いない。

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「ここぞ」という時にゴールを挙げたキング・カズは凄い。
私は今回彼の活躍など全く期待していなかったのだが、短時間のプレー、
満員の大観衆、日本中が注視する試合という好条件が揃い、彼の
「お祭り男」ぶりがいかんなく発揮された。
ほんと、あの一発以外にカズはピッチでうろうろしているだけだったのに。

また闘莉王のアシストも見逃せない。GK川口からのロング・フィードを
岩政大樹に競り勝ち、カズにつなげた闘志あふれるヘディングだった。

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スポーツの世界がこれだけ団結し復興を訴えているのに、どうもこの国を
覆う「自粛ムード」が晴れない。

今回の大災害では発電施設が被災した為、節電を強いられているという
事情はある。避難所生活で窮乏している同胞に毎日メディア通し接して、
心を痛めない人はいない。

だが、昼間にできるイベントだってあるし、酒を飲まなくても盛り上げられる
パーティーだってある筈だ。
こういう時こそ、ジュリアーニのようなリーダーがいて、国民を盛り上げて
鼓舞すべき時なのに、現政権にその気概も意思も無いようだ。

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外国からの「頑張ろう!」「日本は素晴らしい!」という称賛は、当初は
聞いていて嬉しかったし、鼓舞されもした。
が、現政権のあまりにも情けない、ふがいない震災対策に、称賛されると
却って恐縮してしまう気持ちが芽生えてきた。

いくら外国人が称賛してくれても、肝心の首相がこの体たらくだし、まして
圧倒的多数で民主党政権を選択したのはつい1年前の我々自身だった。

とにかく反省・検証・批判・非難をしている場合ではない。一番大事なのは
この国の展望を指し示す事である。


写真は上からジュリアーニ前ニューヨーク市長。
このエピソードはブログ「ウォールストリート日記/
http://wallstny.exblog.jp/ 」より。

ミュージカル「ザ・プロデューサーズ」(これは2005年版)。

サッカー日本代表対Jリーグ選抜。

キング・カズ。これほどの選手がワールドカップ出場経験がないというのも
改めて驚かされる。

サンケイ・ニュースより。京都御所で拝観を規制したら日本の復興に
繋がると本気で信じている「木っ端役人」がここにもいる。
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by Mikio_Motegi | 2011-04-03 11:11 | Japan Revitalization
欧米では大災害や貧困から被害者を救う為に、ロック・ミュージシャンが
イニシアティブをとってチャリティ・コンサートを主催するという伝統
がある。

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1984年の、イギリスの"ブームタウン・ラッツ"のリーダー、ボブ・ゲルドフ
がアフリカ難民を救う為に提唱した"Band Aid"。
翌年、ボブに触発されマイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチー等が
中心となってアメリカで開催した"Live Aid"等があげられる。

多数の超一流スター達が一堂に会し、"Do they know its Christmas
time at all?" や"We are the World"を歌いあげた場面を記憶している
人も多い筈だ。
昨年のハイチ大地震の後も、"We are the World 25 years in Haiti"
として再度パフォーマンスが披露されるなど、欧米のロック・ポップス界
では大災害、大飢饉の際にはチャリティ・コンサートを開催して救済の
一助とする習慣が完全に根付いている。

もっともイスラム教徒が大半を占める彼らに向かい、「今がクリスマス
だって知っていたかい?」と問いかける歌のタイトルも、迂闊とも傲慢とも
批判されそうなものだが・・・。

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こうしたロック歌手によるチャリティは、ビートルズ解散後の1971年
にジョージ・ハリスンが提唱した"The Concert for Bangladesh"
(バングラデシュのコンサート)が嚆矢だ。

ジョージは当時心酔していたシタール奏者のラビ・シャンカールから、
パキスタンから分離独立後のバングラデシュの窮乏を聞かされ、彼らを
救う為のチャリティ・コンサート開催を決意。
強力なリーダーシップを発揮し、それまでチャリティに縁も関心も
無かった友人のミュージシャン達を引っ張り出し、ニューヨークの
マジソン・スクエアガーデンに於いて、歴史上初めてロック歌手による
ギャラを伴わない慈善コンサートを開催した。

参加ミュージシャンはジョージの他、リンゴ・スター、ボブ・ディラン、
レオン・ラッセル、ラビ・シャンカール等。
そして麻薬中毒のどん底、且つジョージの奥さんのパティとの不倫騒動で
心身ともにずたずたの状態から更生途中の、あのエリック・クラプトンも
名を連ねた。

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ビートルズ時代はジョン、ポールに続く「第3のビートル」的存在で、
目立たずひたすらギターを弾きまくっていた「静かなるギター・マン」の
ジョージ。
何が彼をしてこのようなコンサートを開催させる原動力になったのかは
わからない。

コンサートはもちろん大成功。収益金は25万ドル(当時の換算で約1億円)
にのぼった。
だがこの金額もさることながら、ドラッグや暴力、フリー・セックスと
いった荒れた時代の風俗を代表するロック・ミュージシャン達が立ちあがり、
困窮する人々の為にアクションを起こしたこと、一般人ではできない
パワーを示せたインパクトは強烈だった。

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コンサートの模様は1975年に映画化された。
当時高校生1年生でビートルズに夢中だった私は、近所の映画館で上映
されたこの作品を観る為、高校の映画部にもぐりで入部し無料チケット
を入手、同時上映されていた"ザ・フー"のロジャー・ダルトリー主演の
「トミー」と併せて毎週末に通いつめて耽溺したのである。


未曾有の大災害に見舞われた日本。
復興するには、通常以上の経済活動を展開しGDPを押し上げなければ
ならない。
多分日本のロック・ミュージシャンも、ジョージやボブに倣ってチャリティ
コンサートを企画してしている事だろう。

こういったアクションは早ければ早いほど、大きければ大きいほど良い。
アクションを!
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by Mikio_Motegi | 2011-03-27 21:29 | Japan Revitalization

岩手県宮古市の現場から

平原祐治氏は私のシャングリ・ラ時代からの盟友だ。
彼は現在、岩手県宮古市、三陸海岸沿いの高台にそびえる
「浄土ヶ浜パークホテル」の取締役総支配人を務めている。

彼のホテルには地元の被災者が200名近く滞在しており、且つ帰る家を失った
従業員とその家族が起居している。文字通り先頭に立ち、復興に全力を挙げる
彼から送られてきた写真をいくつか掲載したい:

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     宮古市内。漁船が押し流され、堤防を乗り越えてきた。

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     昨年7月に撮った平原さんの住むマンションの7階自室からの風景

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     同じ場所より、津波襲来後の光景

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     宮古市内

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浄土ヶ浜パークホテル。ご覧のようにホテルは海岸から10メートルほどの
高台に位置する為、直接の被災は免れた。同ホテルHPより。


まさに被災した市民の目線による現状を伝えている、生々しいショットだ。

尚、同じく宮古市の漁業を営むheiunさんという人のブログを見つけた。
操業中に海上で津波に襲われ、漁船が逃げていく迫力の画像が掲載されて
おり、その中から1枚だけ拝借する:

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是非以下のブログを訪問して欲しい。
「漁師の徒然なるブログ」http://blog.goo.ne.jp/heiun
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by Mikio_Motegi | 2011-03-22 08:55 | Japan Revitalization
「明日地球が滅びるとも、今日君はリンゴの木を植える」

作家の故開高健により有名になった言葉だ。
東欧の詩人の言葉で開高自身のものではないが、いかにも彼らしく、
私も座右の銘にしている。

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福島第一原発の事故とそれを巡る政府の発表、メディアによる報道、
そして一般人の対応を観察していると、1997年のアジア危機の際に
私が経験したインドネシア・ジャカルタでの出来事を思い出さざるを
得ない。

ひと言で表せば、「東京もジャカルタも一緒」だという事。

時系列に沿って何が起きたかを比較すると:

まずどちらにも社会不安という下地がある。
東京は、前日に起きた東日本大震災。未曾有の被害が確実だった。
ジャカルタは貧困、格差、独裁、民族対立等の恒常的な社会不安。

次に小さな事件が起きる。
東京の場合は、判明した原発の事故。
ジャカルタは、色々ある。列車の大規模な横転事故、ロックの
コンサート会場でのチケットを巡る暴動、サッカー場での暴動。

そして海外メディアがその小さな事件を母国に伝える。
母国では、編集者が見知らぬ国の珍しい事件に注目し、やや誇大に
取り上げる。食いつく視聴者。
その報道を見た、東京やジャカルタに住んでいる外国人の母国の家族、
友人が一斉に「大丈夫か?」と連絡を入れる。

「大丈夫か?」と聞かれた、その国に住む本人はびっくりする。
自分達は普段通り働き生活しているのに、小さな事件はあっても
「いつものことで、大したもんじゃない」と思っているのに、
母国では大問題となっているのだ。

驚いた本人が、友人や同僚に次々と疑問、確認の連絡を取る。
そして疑惑を確信するようになる。
「この国の政府は真実を隠している、メディアはコントロールされている。
真実は母国メディアでのみ発信されている」

・・・これが繰り返され、再生産され、拡大していく。

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日本のメディアが繰り返し報道するジャカルタでの暴動で、私達ジャカルタ
に住む日本人が最も驚き対応に苦慮したのが、日本に住む家族からの
心配の声だ。
例えば限定された地区での暴動を取り上げ、いかにもジャカルタ全市に
拡大しているかのようなイメージを与える過剰報道。
いちいち相手にするもの面倒な類のものだ。

「私たちはここに生き、働き、暮らしている。もちろん日本ではないので
苦労も多い。でも充分に生活と仕事を満喫している。
偏向した、センセーショナリズムに走るメディア報道ばかりを信じないで
ください」と何度訴えた事か。

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断っておくが、私は日本や東京を脱出した人々を怒っているわけではない。
これだけメディアで不安を煽られれば、逃げ出したくなるのは
ある意味正常な行為だ。誰でも我が身は可愛いものだ。

面白く且つ勇気づけれられるのが、日本を愛し、日本に住む外国人達の言葉。
脱出する同朋をしり目に:

・俺は日本が好きだ。だから何があっても俺は残る。
・例え再びの震災に遭っても、愛する日本で死ねたら本望。
・日本を逃げ出したお前達は恥を知れ、Shame on you !
・二度と帰ってくるな!

・・・凄いね。

フェイスブックでも、日本にとどまる外国人と、いち早く脱出した
同国人とがやりあっているwallを見た事もある人も多いのでは?

・・・なんだかここまでくると、シリアスな状況というよりも
「ドタバタ劇」の様相を呈して来た、とは言い過ぎか?

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西洋の故事にある「ハーメルンの笛吹き男」ではないが、誰かに吹かれた
笛の音色に乗って連れ去られたのも人間。

明日地球が滅びることが分かっていても、その次の世代の為にリンゴの木を
植えようと無駄な努力をするのも人間なのだ。
(ちなみに「ハーメルン」の笛に最初に導き出されたのはネズミ)

もちろん私は後者でありたいと思うが。 

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写真は上から故開高健。

ジャカルタの暴動で焼かれた華僑経営のビル。

枝野幸男。官房長官にして次期首相有力候補。フェイスブックより。

福島第一原発からの距離だというお節介なGoogle map。
だから何?と言いたい。

「ハーメルンの笛吹き男」 http://rushiskitchen.com より。
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by Mikio_Motegi | 2011-03-21 10:06 | Japan Revitalization

今、我々にできること

何か被災者の為のサポートを、具体的なアクションを。

私は取りあえず アメリカのアーティスト、Lady Gaga のファンド
"We Pray for Japan"に申し込み、ブレスレットを購入した。
1つ購入するごとにUS$10のドネーション付きで。

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何かしてあげたい、取りあえず自分でできることは? を考えて、
多くの人が一番最初に頭に浮かぶのが「物資を送ってあげよう」
だと思う。

ただ、そこには大きな落とし穴があることを忘れてはならない。
「送ってあげる」方の気持ちではなく、「送ってもらいたい」人々の
気持ちを考えてあげるべきだ。


日本から驚きの映像が届いている。みんな頑張れ!
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送るものも吟味しないといけない。また送った後、誰がどう「仕分け」
するかに思いを馳せる必要がある:

・生ものは絶対にNG。
・ミネラルウォーターは重い。仕分けする一般人にとってこれは辛い。
・衣服は新品を買って送ろう。いくら困っているからといって、
見ず知らずの他人のおフルをもらって喜ぶ日本人は少ない。
・医薬品、医療品は医師や薬剤師がいないと配れない。


我々は日本の皆さんのご無事を祈っています。
日本に住むすべてのリヴァプールファンと、地震で被災された方々に、
心からのメッセージを送ります。
YNWA(You’ll never walk alone=君はひとりじゃない)


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・・・自分がボランティアとして駆けつける事が出来ないのなら、
「お金」を送るのが一番いいと私は思う。
これからも効果的なファンド、ドネーション先が見つかれば、僅かながらも
積極的にサポートしていきたい。

明日はホワイト・デイ。私は今回は義理チョコ返しではなく、上記
Lady Gagaのチャリティ・ブレスレットを彼女たちに届けるつもりだ。

We pray for Japan, 日本の為に祈りを。
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写真は上から Lady Gaga We pray for Japan のHPより。

2010年南アフリカワールドカップ最優秀選手、ウルグアイの
ディエゴ・フォルランからのメッセージ。

イングランド・プレミアリーグの強豪リバプールFCからの
公式メッセージ。

Lady Gaga。奇抜なファッションとパフォーマンスで誤解を生む彼女だが、
実は素晴らしいパーソナリティを持っていて、私もファンの一人だ。
詳細は別の機会に。
彼女のブレスレットを購入するには"Lady Gaga, Japan, Earthquake”
を検索すれば直ぐにヒットする。
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by Mikio_Motegi | 2011-03-13 13:31 | Japan Revitalization