ホテル、レストランなどホスピタリティ・インダストリに特化したヘッドハンター茂木幹夫(もてぎ みきお/ www.kyotoconsultant.net)の「非首狩族的な」日々。


by Mikio_Motegi

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ランチタイムに家族で"Megu"へ。
ニューヨークで"Megu"といえばモダン・ジャパニーズのトップ・レフトを
行くレストランのひとつ。
我が家の子供達には、私達が普段食べている日本食が世界では
どのように受け入れられ、modifyされているのかを認識させようと、
少々奮発したのだ。

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値段、内装だけでなく、常連客もゴージャスな雰囲気。
ついでに私たちをエスコートしてくれたホステスさんも、黒のロングドレス
に金髪、日焼けした肌が際立つ凄い美人。おまけにノーブラ。
ニューヨークではまっ昼間からホステスがこんなかっこで客を案内
するのか、と妙に感心する。

味とサービスは・・・ひと言で表すと、外国人が期待している「和食」の
イメージを最適化したもの。
醤油皿には醤油をなみなみと注ぎ、てんこ盛りのわさびを盛ってくれる。
京都では醤油にわさびを溶かし込むのは「いなかっぺー」の食べ方、
という常識は外国では通用しない。

「だし」の効いていない、お湯に味噌を合わせただけの味噌汁。
これも正しく外国風。だいたい昆布や煮干などは魚臭くて、外国では
好まれないのだ。

店内はオーナー企業家風、華僑の金融マン風、往年のハリウッドスター風
のお客で満席。
皆一応にせっせと箸で練りわさびを醤油に溶かし込んでいる。

予想通り娘達は大ブーイング。「美味しくない」「飾りがキモい」「暗い」
と、批判のオンパレード。
加えて娘達がオーダーした鮨の盛り合わせに、しっかり「さび」が効いて
いた。
マネージャにそれを指摘すると、彼は素早く鮨を「さび」抜きに
取り替えてくれ、且つ店からのお詫びと言って抹茶のアイス・ミルフィーユ
仕立てを サービスしてくれた。
彼の素晴らしいホスピタリティのおかげで、娘達の"Megu"への評価が
この時点で180°好転したのは言うまでも無い。

"Megu"が2004年にニューヨークにオープンする直前、経営者である
日本の(株)フードスコープの常務さんより突然メールを頂き、大阪で
お会いしたことがある。
丁度私が「京都コンサルタント」を起業したばかりのときで、彼は私が
国内のホテルやレストラン業界に片っ端から送ったセールス・メールを
読んで関心を示してくれたのだ。

その直後にフードスコープは今話題のグッドウイル傘下に入り、結局
私とのビジネスは成立しなかった。が、彼は創業当時の私にとって大変
励みになる、力強い言葉を掛けてくれた。
「いつかは"Megu"の世界戦略を茂木さんにも手伝って欲しい」と。

さて私たちが宿泊したのは15年前の新婚旅行の時と同じく
インターコンチネンタル・(バークレイ)・ニューヨーク。
48丁目、パークアベニューというハイエンドなロケーション。
小泉元首相、安部前首相をはじめ、日本の歴代の首相や閣僚が定宿に
している5スターホテルだ。
ロビー天井のステンドグラスはティファニー製。
明るい黄色をモチーフにした内装は、ニューヨークの他の5スターの
多くが採用しているイギリス・ビクトリア調のそれに比べ(要するに大阪の
リッツ・カールトンみたい)どこよりも明るく素晴らしい、と思う。

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このホテルは1925年創立、当時はホテル・バークレイと呼ばれていた。
1980年にインターコンチネンタル・チェーン傘下に。
そして1988年に日本のセゾングループがチェーンごと買収。
当時のオーナー堤清二が、「良いホテルチェーンを買えました」と周囲に
漏らしたのは、このホテルのロビーに立ったときの逸話である。

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アメリカは今、3つの理由で経済が停滞している。
1つは原油の高騰。2つ目はサブプライムに起因する金融危機。
3つ目は11月の大統領選挙を控え、新規投資に誰もが慎重になって
いるから。
ニューヨークの5ダイヤモンドスターに輝く最高級のホテル群もこの
影響で、稼働率とADRが下がって苦境に立たされている。
が、ここインターコンチネンタルはそこまで高級ホテルではないので
ツーリストを積極的に勧誘してきた。それが功を奏し、連日満室の
大盛況であるという。

今回の旅行では嬉しい再会があった。元インターコンチで、現在は
ペニンシュラ・ニューヨークのディレクター・オブ・セールスを勤める
アレックス・ゴメスと15年ぶりに会えたのだ。
アレックスは大の日本びいきで、来日経験は数知れず。
日本で最初のインターコンチ・ブランドであるヨコハマの開業準備室
にいた私は、彼の来日時にはエスコートと称してよく夜の東京を飲み歩き、
歌いまくり、ナンOしまくったものだ。
また15年前の私たちの新婚旅行でも彼には大変世話になった。
今回は私がリクエストし、トライベッカ周辺を案内してもらう。

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嬉しいことに、彼の連絡先が分かって当時彼と付き合いのあった
ヨコハマの他の連中とも交流が再会したことだ。
彼がペニンシュラのショーケースで来日することがあったら、当時の
仲間に声を掛けて盛大に歓迎会を催したい、と思う。

今回の旅行で残念だったのは、膝が少々痛むのでセントラル・パークで
ジョギングができなかったこと。
そして時間が無くて美術館をゆっくり見られなかったこと。
唯一行けたのがグッゲンハイムだったが、特別展"Louise Bourgeois"
はつまらなかった。

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5泊7日、ニューヨーク滞在は正味4日間の慌しい旅行だったが、
最後にとんでもないハプニングが。
朝3時に起きて、7時発SF経由関空行きのユナイテッドに乗るべくJ・F・
ケネディ空港に向かったのだが、なんとフライトがキャンセルになっていた。
係りに問うと「次のフライトは、えーと、明日朝11時ね」とのんびり構えて
いる。
明日は京都で大事なアポイントがある私は当然彼女に詰め寄ると、
エージェントと相談してくれ、と先のカウンターを指差す。
そのエージェントと私がすったもんだを繰り返している間、家内と娘達は
「どうにかなるやろ」とスーツケースにもたれてリラックス・モード。
我が家族ながら神経の図太さに感心する。

結局、エージェントが必死で席を探してくれ、ユナイテッドではなく
アライアンスを組んでいるエア・カナダのバンクーバー経由にて帰国する
ことに。
ユナイテッドの機材と客室乗務員はともかく、地上職員は優秀だということが
わかった。

「カナダ」と聞いて当然のように湧き上がる「バンクーバーで1泊して観光
しようさ」という女どもの声を無視し、関空へと飛び立つ。
そんなわけで時間が無くなりJ・F・ケネディ空港で家族や親戚向けのお土産
が買えず、バンクーバーで購入することに。
京都に帰り、家族にニューヨークに行った筈なのにお土産が全てメイド・イン・
カナダになってしまった理由を説明するのにまた一苦労したことを加え、
今回のレポートを終わりにしたい。

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写真は上から"Megu"トライベッカ店の内装で、シンボルでもある氷の仏像。
私たちの訪れたミッドタウン店は適当な写真が見つからなかった。

インターコンチのロビー及びエントランス。
トライベッカにてアレックスと。
グッゲンハイムの入り口に鎮座する"Spider Woman"と名づけられた
インスタレーション。背後に名物のらせん階段。

グッゲンハイムは近年全米各地やスペインに分館を建設していて、良い
作品が分散してしまっている、とはグッゲンハイムでPRマネージャを務めた
こともあるアレックスの評。

バンクーバー空港から見たエア・カナダの機材。背後にロッキー山脈が見える。
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by Mikio_Motegi | 2008-08-16 23:14 | 京都・紀行
さすがにモノとお金の大量供給・大量消費で成り立つニューヨーク、
少なくとも街の様子はサブプライムローンに起因する金融・経済不安など
関係無いような活気を呈していた。

ちょうど観光シーズンでもあり、国内や海外からの旅行者が目立つ。
それもアジア系よりも圧倒的にロシア系が。

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我が家の次女のお目当ては"American Girls Place"。
女の子の人形屋さんだ。
5th.Ave.48丁目、サックス・フィフス・アベニューの向かい。
ここは1から36まで番号の振られた様々な人形が展示されていて、
肌の色、髪の毛の色がそれぞれ全て違う。
それを見た女の子は最も自分に似た人形を買い求めるのだ。
1体は$95とさして高くない。が、付加するアイテムが凄い。
つまり着せ替えセットのバリエーションが豊富で、様々なコスチューム
がひとつ$25から。体操服、チアリーディングから何故か脚のギブス
+松葉杖、などというものもある。
見ていると人形を購入した女の子は着せ替えセットを4-5箱買っていく。
これで計$200。
(人形の!)髪の毛をセットするヘアサロンや、人形を修繕するクリニック、
人形と一緒に写真を撮る写真館などが5階建のビルに収められ、
そのどこもが満員の人出。

街中やホテル、空港でこの人形を抱いて歩く女の子に数多く出くわした。
現在ロスとシカゴに支店があるようだが、東京進出も極めて近いだろう。

チョコレートのm&mをご存知の方も多いだろう。一つ一つコーティングした
マーブルチョコのようなモノ。
ここも巨大なショップがブロードウェイのど真ん中にビル丸ごと一棟、
そびえている。
数十種類のカラーバリエーションのm&mチョコが透明で巨大なアクリル
の筒に収められ、人々は自分で好きな色を好きなだけ袋に収める。
ここではチョコレートをオンス(グラム)単位で量り売りしているのだ。

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ここもチョコだけでなく様々なパッケージ、ラッピング、お土産類で
溢れている。
「チョコレート性格占い」という不思議なコーナーには行列ができている。
いやはやカラフルな色彩の洪水で、私は目が廻ってしまった。

ブロードウェイは2回行った。当初は「ライオン・キング」だけを観るつもり
だったが、生のエンターテイメントのあまりの素晴らしさに感動し、
「リトル・マーメイド」まで観てしまった。
ブロードウェイには日本語の解説が全く無いので、ストーリーを知っている
ショウでないと子供達にはきつい。
15年前は家内と「ガイズ&ドールズ」を観たので、今回はふたつとも
子供向けのショウにした。もちろんそれでも充分堪能できる内容。

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劇場はで二ヵ所とも満席。特に「リトル・マーメイド」はカクテルドレスに
宝石をちりばめたゴージャスな若いお母さんと、その娘達の姿が目立つ。
「ライオン・キング」と違ってコケージョン系のお客が圧倒的に多かった
のが印象的。

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ところでニューヨークの交通事情は最悪で、夕方のタクシーなど
殆どつかまらない。
私たちはホテル前でひろった「ペダル・カー」なる人力車を大いに
活用した。
タクシーだと一方通行と大渋滞の影響で、ホテルからブロードウェイ
まで15分以上かかってしまう。が、このペダル・カーなら逆行も
できるし渋滞の車列の間をすいすい走ってしまい、10分かからない。
これで$20+チップなら安い物だ。

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写真は上から"American Girls Place" の人形のディスプレイ、
m&mのチョコレートのディスプレイ、「ライオン・キング」と
「リトル・マーメイド」のシアター外観。活気溢れるブロードウェイ。
「ペダル・カー」を運転するユーリ。夏休み中だけロシアから出稼ぎに来て
いる学生だそうだ。
                                (この項つづく)
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by Mikio_Motegi | 2008-08-09 21:25 | 京都・紀行
1985年のハリソン・フォードとケリー・マクギリス(トップ・ガン)が共演した
映画「刑事ジョン・ブック 目撃者」を見て、私は始めてアーミッシュ
(Amish)という人々の存在を知った。
家内も大分後になって短大の講義で知り、その時から興味を持っていた
ようだ。

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ということで、今回はニューヨークからアムトラックで1時間半+車で
1時間半、計片道3時間を費やしてペンシルバニア州ランカスター
(Lancaster)にあるアーミッシュ村に足を伸ばした。
ここでは実際のアーミッシュの生活に触れ、コミュニケーションができる
ようになっている。
もちろん本物、生身(なまみ)のアーミッシュさんたちと、である。

アーミッシは偶像を崇拝せず、よって写真を撮られることを嫌う。上記写真は
www.pbase.com/terry434 より。

彼らは要するにドイツやスイスで中世に発祥したキリスト教の一派で、
宗教改革の影響で迫害を受けてきたが、17世紀にここペンシルバニアに
移住してきた。
アメリカ全土に約20万人が現存しており、うちランカスターには1万5千人
前後がいる。

彼らの生活は電気、都市ガス、水道等といったインフラ設備はアーミッシュ
以外の人々と繋がるものとして拒否。
よって風車・水車で電気を起こし、水を引き込むという近代以前の生活様式
を今でも営んでいる。
もちろん車は乗らず、馬車が移動・輸送手段だ。
生活の基盤は農業で、自給自足の生活。観光客相手にキルトや自家製の
食料品を売るのも重要な収入源だ。

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教育は15歳までしか受けさせない。アルコール、音楽、おしゃれはNG。
厳しい戒律に則った服装をしている。夜は日が暮れたら就寝、朝は日が
昇ったら起きる。
家ももちろん手作り。家を建てるときは近隣のアーミッシュが総出で手伝う。
大家族主義で、一家に大抵6-7人の子供がおり、農業に従事している。
アーミッシュ内の生活レベルの格差は主に子供の多さ、なかでも男子の
多少に起因している。

もちろんアメリカ合衆国の法律に準拠し、固定資産税、市民税等の納税
義務を負う。
確かに収入は高くないが、コストがかからないので、皆立派な家に住んで
いる。

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子供の教育、塾、お稽古事、高級車、ファッション、飲み食い、旅行、
冠婚葬祭等・・・(他になにがあるかな?)お金のかかる事が一切ないのだ。
私は別にこんな「聖人君子」のような生活に憧れるほど現代の生活に疲弊
しているわけではない。が、彼らの生活に少しでも触れたことで、興味以上の
「何か」を感じたのは事実だ。

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上の写真の男の子は洗礼前なので写真を取ることが許された。
ちなみにアーミッシュの洗礼は12才の時。
この地域は塀に囲まれてアーミッシュだけが住むのではなく、一般人も
混在している。
大量消費社会のアメリカの真っ只中にこのような人々がおり、共存している事
が凄く不思議だった。

さてペンシルバニア州の州都フィラデルフィアは人口約160万人。全米で
6番目の規模だ。
ベンジャミン・フランクリンが創設しアイビーリーグで最も南に位置する
ペンシルバニア大学やテンプル大学等の大学が多い。
映画「ロッキー」の舞台になったことでも有名で、ロッキーの像が街中にある。
元オリックスの田口壮が所属するメジャーリーグ「フィリーズ」もある。

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在留日本人は約6千人と、ニューヨークの7万人比べるべくも無い。
大企業ではグラクソ・スミスクライン製薬、シグナ保険、ユニシス、
フードサービスのアラマークの本社がある。

トーマス・ジェファーソン、ジョン・アダムス、ジョージ・ワシントンらが合議し
1776年に独立宣言をに公布した街であり、そのときの会議場が現存している。
この時に鳴らされた鐘がLiberty Bellで、アメリカ合衆国の独立の象徴と
なってる。

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残念ながらフィラデルフィアはガイドさんに案内されただけなので、あまり
印象が強くない。旅行はやっぱり自分の足で歩き、道に迷い人に聞き、
その街の「匂い」のようなものを感じたい、と思った。  

尚、アーミッシュについてもっと興味のある人は
www.kanda-zatsugaku.com/041112/1112.htm
に極めて詳しく記載されているので参照されたい。
                                   (この項つづく)
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by Mikio_Motegi | 2008-08-08 07:16 | 京都・紀行
先週の1週間、家族で夏休みをニューヨーク(NYC)で過ごした。
私と家内にとっては15年前の新婚旅行以来2度目、娘達にとっては勿論
はじめてのNYCだ。

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シンガポール在住時の私の友人なら誰でも知っていることだが、2001年の
11月中旬、私はそれまで5年近く勤務してきたホテル・インターコンチネンタル
シンガポールを解雇された。
きっかけはその2ヶ月前の9月11日に起きた同時多発テロ。
あの事件の衝撃で世界中の人々が出張や旅行をしなくなり、シンガポールの
ように外国からの来訪者に90%のビジネスを依存している国のホテル業も
壊滅的な打撃を蒙った。
結果コストカットの一環として私のような高給取りの外国人を解雇するのは、
ある意味当然のことである。

幸い私には数多くのオファーが舞い込み、職探しには困らなかったが、私が
以前から願望を抱いていた独立・起業の夢が大きく膨らんだ時期でもあった。
結局2年後にその夢は実現し現在に至るのだが、その原点となったあの911
の爆心地(グランド・ゼロ)をどうしても家族と共に見ておきたかった。

・・・前置きが長くなったが、事件から7年近くが過ぎ、グランド・セロはその後継
ビル「フリーダムタワー」建築の真っ最中だ。
林立する高層ビル群のど真ん中がぽっかり空いたその建設地は、
今更ながらワールド・トレード・センター(WTC)をピン・ポイントで狙った犯人の
意図、計画性の高さにぞっとさせられる。

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あの事件にまつわるエピソードは数限りないが、なかでもアメリカ人の魂を
揺さぶるのはNYPD(ニューヨーク市警)、 FDNY(ニューヨーク消防局)
FMS(救急隊)及びポート・オーソリティ(港湾局)の一丸となった救助作業だ。
特に事故直後、避難階段を駆け下りるWTCの入居者たちと入れ違いに、
負傷者救命の為に逆に階段を駆け上がって行くFDNYの屈強の男達の姿。
彼らの殆どが数十分後のビルの倒壊に巻き込まれ、命を落としている。
WTCの直ぐ脇には彼らの救助作業の様子がレリーフに残されており、今でも
手向けの花束や手紙が絶えない。

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しかし驚くべきことだが、WTCに突っ込んだのはハイジャックされた民間機
ではなく、劣化ウラン弾を搭載した別の飛行機だとする説や、もともとWTC
にも爆薬が仕掛けられており、それを誘発する為に飛行機が突っ込んだと
する説、果ては犯行はアメリカ政府も関っているという謀略説等が、アメリカ
では大っぴらに語られている。
もしこれがイスラム原理教者タリバーンの犯行で無いとするならば、「文明
の衝突」でサミュエル・ハンチントンが唱えた、近い将来キリスト教とイスラム
教の対立の構図が激化し、世界は不安定化するという説が信じられなく
なってしまう。
                                     
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写真は上からウォール・ストリート、グランド・ゼロの工事風景、
FDNYの犠牲者を悼むレリーフ、そして現在のピエール・ホテル。

ピエールは当時フォー・シーズンズ系列で、私にオファーが来たホテルの
一つ。私はシンガポールのフォー・シーズンズアジア本部での面接をパスし、
NYCでの最終面接に行く直前まで行ったのだが、結局辞退してしまった。
理由は「寒いから」。常夏のシンガポールから12月という厳寒のNYCに
行ってもまず風邪をひくことは間違いなく、満足なパフォーマンスが示せずに
解雇される可能性が高い、という家内の意見に納得したからだ。
・・・ただ少し残念だった気もあり、今回初めて訪れてみたのである・・・
我ながら未練がましいね。

現在のピエールはリノベーション中だが、インドのタージ・ホテルの傘下。
しかしこれ見よがしのインド国旗には違和感を感じる。 (この項つづく)
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by Mikio_Motegi | 2008-08-06 23:17 | 京都・紀行