ホテル、レストランなどホスピタリティ・インダストリに特化したヘッドハンター茂木幹夫(もてぎ みきお/ www.kyotoconsultant.net)の「非首狩族的な」日々。


by Mikio_Motegi

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先週の7月23日(土)、ACCJ(在日米国商工会議所)関西主催の
納涼イベント "An Evening with Maiko & Geiko at Kyoto Brighton
Hotel"が開催された。
昨年に続き2度目となる今回も京都ブライトンホテルの全面的なサポートの
お陰で盛況だった。

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規格外れの豪華なビュッフェ・メニュー、芸妓さん、舞妓さんの素晴らしい
踊りのパフォーマンスと参加者一人一人との交流・写真撮影など、充実した
内容だった。

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ただ正直言ってこのイベントの企画担当の私としては、来年もこれを同じ形で
続けるかと問われれば"No"と答えるだろう。理由は下記の通り:


1.同じ形のイベントを3年繰り返すことに耐えられない。
"Progress"(進化), "metamorphosis"(変態/ヘンタイではない!)が
信条の私としては。

2.あまりにも京都ブライトンホテルの好意に「おんぶにだっこ」状態で、
申し訳ない。

3.ACCJ会員の参加者が少なく、腹が立つ。


1.は私個人の考えなのでどうでもよいが、2.3.はイベントの
sustainabilityに関わる問題だと思う。
つまりは簡単な事だが、ブライトンの好意に甘えることなく、且つ
ACCJ会員が多く参加でき楽しめるイベントにすればよいのだと思う。

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全くのフラッシュなアイデアだが、会場を京都のどこかのお寺や神社、
旧蹟に移し、(ブライトンの料理をケータリングする事も視野に入れ)、
一般市民や学生をターゲットにする。震災で被災した人たちを招待したり
してもよい。

もっとシンプルに、会場を交通至便な大阪に移し、芸妓さん&舞妓さんを
京都から呼んでのイベントにするのも一考の価値があるだろう。

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とにかく進化が終わったら人生も終わりだ。来年は3年目となるこのイベント
を何か新しい形に仕立て上げたいので、どうぞ皆さんのご協力を
お願いします。

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写真は上から京都五花街の一つ、宮川町から来てくれた芸妓さんと
舞妓さん。

豪華なビュッフェ・メニュー

芦屋と六甲から駆け付けてくれた中島亜佐子さんと岡野栄子さん。
中島さんはサンドブラストのアーティスト、岡野さんは真珠宝飾の
デザイナー兼トレーダー。

京都ブライトンホテルからの眺望。御所の緑の向こうに大文字が望める。

ACCJ会員、大杉宏美さん。大阪の行政書士の先生でもある。
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by Mikio_Motegi | 2011-07-30 13:53 | 京都・紀行

頑張れなでしこ!

なでしこジャパンの快進撃が止まらない。
女子ワールドカップドイツ大会、決勝戦は実力NO.1のアメリカと
激突する。

正直言って私は女子サッカーには今まで全く興味が無かった。
が、ここまで来れば話は別。ぜひなでしこにはアメリカを撃破して欲しい。

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私が何故今まで女子サッカーに興味が無かったかというと、プレーの
スピードが男子と比べ格段に遅いからだ。
特にシュートの際の足の振りの遅さが我慢できない。
観ていていらいらしてしまい、興味を無くしてしまう。

今回、準決勝のスウェーデン戦をテレビ観戦(録画)した。女子サッカーの
試合を90分間観るのは初めての事だ。
驚いたのはなでしこジャパンのパス回しの速さ。
まるでバルセロナを彷彿させる、ダイレクト或いはワンタッチでの素早い
パス・サッカーで、強豪国スウェーデンの守備網をずたずたに切り裂いた。

ボール・ポゼッション(占有率)が60%を超えているのもバルサと同じ。
これは本物だ、と素直に脱帽する。

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ただし、近い将来女子サッカーが男子のそれと同じステータスに並ぶかと
いうと、それはとんでもない幻想である。

日本にいるとなかなか実感できないだろうが、サッカーの試合はは国と国、
地域と地域の「代理戦争」という意味合いがある。

ブラジル対アルゼンチン、オランダ対ドイツ、或いはレアル・マドリード対
バルセロナ等、スタジアムは文字通り「熱狂」する。
少し前までの日本対韓国の、韓国側の異様な盛り上がりを記憶している人
も多いだろう。

私がかつて住んでいたインドネシア・ジャカルタでの、ジャカルタ対スラバヤ
戦では、試合の後に負けたスラバヤのサポーターが怒って暴徒化し、車を
ひっくり返したり商店街のガラスをたたき割ったりした。
おかげで私と家内は外出の際、かなり遠回りしなければならなくなった。

ところが女子サッカーの試合となると、サポーターも観客もなんとなく
「サッカーを楽しむ」様子で、実に平和的だ。
日本に敗れたドイツのサポーターが日本のメディアの取材に対し、
「うーん今日のドイツはついてなかったね。ま、Good Looserだね」
とか答えていた。

あれがもし男子の試合で、ワールドカップの準々決勝でドイツが日本に負けた
としたらどうなるか?

審判が悪い、日本は狡猾だ、あのゴールはオフサイドだ、震災で援助したのに
恩知らずだ等、罵詈雑言の限りを尽くすだろう。

つまり、熱狂度が違うのである。

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さて女子サッカーについてロクな知識もない私だが、決勝のアメリカ戦の
勝敗を決するのは「ゴール・キーパーのミス」ではないだろうか?

残念ながらどんなに体格が良くても、ゴールキーパーの瞬発力、クイックネス
だけは女子はどうしても弱い。
つまり男子並みのフィールド・プレーに対し、キーパーは対応できていない。
例えばスウェーデンの3失点のうち、2点目と3点目はキーパーのミスだ。

言いかえると、女子サッカーに於いてキーパーのミスはつきもの。
そこをどう攻略するかが、勝負の分かれ目になると私は予想する。
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by Mikio_Motegi | 2011-07-15 18:19 | サッカー、スポーツ
つい数か月前まで日本でのフェイスブック(以下FB)の登録者数は
約500万人といわれていたが、311震災後に急速に増大した筈だ。
私のFriend数も311前の3倍に当たる300名を最近突破したところ。

FBの活用方法は色々ある。私が専門分野である人材ビジネスの場で
利用する場合、まずFBで知り合って、メッセージを交換し、それから
お互いが納得すればリアルで会って相互の理解を深めるという風に、
相変わらずアナログ的だ。

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FBでmy friends たちのやり取りを見ていると、面白い発見がある。
ある事象に対するコメントで、意外にも普段冷静そうな人、多くの部下を
管理する立場の人が感情的な発言を繰り返し、一方で意外な人が論理的、
冷静な発信をする。

特に311直後は、被災地の甚大な被害や放射線拡散、政府の対応について
様々な意見が駆け巡ったが、その中でもその人の本性がわかるような発信を
垣間見る事ができ、またとない人材観察の機会だった。

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かようにFBでのやり取りでも、その人の性格、生活様式の一端を理解する
事はできる。
短いやり取りだが注意深く文書を観察しておくと、後で実際に会った際の
印象と違わないケースも多い。

つまり「文章は人を表す」。

いつも「忙しい忙しい」とWALLに書き込む人は、実際に会ってみると実は
タイムマネジメントが下手なだけだったり、暇そうな、どうでもいいような
WALLを頻繁に書き込む人は、本当に暇人だったりする。

思い込みの激しい人は他人の意見に影響されて直ぐに書き込むので
底が浅いのを露呈するし、コメントの脈絡を無視して割り込んでくる人は
相手に対する配慮が足りない人でもあるので、不愉快になる事も多い。
・・・自戒を込めて敢えて言うが。

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さて、日本にも最近登場したeharmony のようにインターネット上の
「まじめな」出会いの場が広がっている。
eharmonyは従来の会員制結婚相談サイトなどでは考えられないほどの、
心理学を応用した詳細にわたる設問への回答が求められる。
それによって登録者の嗜好、考え方、行動特性がファイルされ、より正確な
人物像がイメージできるらしい。

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何しろ職場での出会いはちょっと間違えるとすぐセクハラになるし、
昔は日常茶飯事だった上司と部下の恋愛関係は、パワハラのリスクが潜在
するという世知辛い世の中だ。
eharmony にしろFBにしろ、インターネット上であっても出会いの場が
広がるのは悪い事ではない。

先日もある飲み会の席で、アメリカ人の知人が「FBはネットワーク構築の
ニュー・ウェーブだ」と言っていたが、まさにその通りだと思う。

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なにしろSNSが定着してまだ日が浅いので、様々な障害が起きるのは
やむを得ない。だが私にとってもFBは既に生活の一部になっている。
これからも賢く、中毒にならない程度に接していこうと思っている。

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写真は上2枚が映画「ソーシャル・ネットワーク」のタイトル。
アメリカ版と日本版でのあまりのクレジットの違いに驚いた。

3枚目、エジプトでの「ジャスミン革命」の様子。この革命でFBが果たした
役割はまさしく革命的。

4枚目 eharmony のHPより。"www.eharmony.com"

5枚目 1998年のアメリカ映画「ユー・ガッタ・メール」。
秋の深まるニューヨークの街中が美しい、トム・ハンクスとメグ・ライアン
主演のどーでもいい恋愛映画だと思っていたが、どうして、現在のSNSの
隆盛を予見したような内容であることに気づく。

6枚目 私も先日i pad2 を購入した。これによりFBへのアクセスが簡単に
なった。
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by Mikio_Motegi | 2011-07-10 21:02 | ブレイク

「昭和天皇独白録」

今年は昭和天皇の生誕110周年で、関連書を並べ特設コーナーを置く
書店も多い。
世間であまり大きな話題になっていないのは残念だが、東日本大震災の
影響もあったのでやむを得ないだろう。

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早速「昭和天皇独白録」(文春文庫 495円+)を購入。
昭和天皇自らが語る張作霖爆死事件から終戦までの経緯、要人の人物評、
日米交渉の裏側、御前会議のエピソードが満載で、あっというまに
読了してしまった。

特に平沼騏一郎首相、宇垣一成外相、松岡洋右外相をぼろくそにけなし、
反面東条英機や河本大作(張作霖爆殺事件の首謀者)に一定の評価を
与えている点など、独自の視点が感じられる。
けなされた人の遺族がどんな思いがするだろうかと、余計な心配を
してしまうほど赤裸々な人物評だ。

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改めて驚くのは、戦前の昭和天皇は「統帥権」という権力を持ち現実の
政策に相当関与しており、戦後の「象徴」扱いとはかけ離れている点だ。

私は、GHQの戦略で昭和天皇が戦争裁判にかけられず、そのおかげで戦後の
日本人の気持ちが昭和天皇を中心に一つになり、奇跡の復興を遂げたという
事実に反発するつもりはない。
言うまでもなく私のような世代は、戦後の経済復興の恩恵を一身に浴びて
育ったようなものだからだ。

また多くの保守派の人々と同様、昭和天皇に親しみを抱いている点を
否定はしない。

かつて私は高校生の時に一度だけ天皇・皇后両陛下の姿を遠くから拝謁した
経験がある。
当時の国鉄高崎駅構内で、巡行の途中、御料車の乗った両陛下が立ったまま
群衆の静かな歓声に応えていた。
ご高齢であったにもかかわらず、微動だにせず正面を見据える姿に「国父」
としての威厳を感じたものだった。

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だが、戦後同じ枢軸国でもドイツ人民がナチスを追放し、イタリアが
ムッソリーニを裁いた事で完全に過去の独裁体制を清算したという
歴史がある。

それとは対象的に、日本が自らの手で戦争責任者を裁く機会を失った事実が、
現在の日本人にどのような影響をもたらしているか、思いを巡らせる必要が
あるだろう。
つまりいつまでも自立せず、政治・経済・軍備などにおいて未だに
戦勝国アメリカの意向に左右されるという日本の現状。

かつて三島由紀夫の「日本はなくなって、その代わりに、無機的な、
からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、
或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう」という言葉が現実に
ならないように、日本人と天皇の関わりあいについて考え直す時が
来たのでは、という思いを強くした。

迷走を繰り返す現政権と、頼りにならず対立軸ともなれない野党に対し、
今上天皇に一喝して頂きたいと言ったら、時代錯誤と笑われるだろうが。

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写真一番下は、昭和天皇の独白を聞き書きした外交官寺崎英成と
妻のグエン、そして一人娘のマリコ。
彼女は柳田邦夫の大ベストセラーでNHKでドラマ化された「マリコ」の
主人公でもある。
「マリコ」についてはまた別の機会にアップさせて頂くが、涙必至の感動の
ドキュメンタリーである。
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by Mikio_Motegi | 2011-07-03 17:17 | ブレイク