オバマのアメリカ
2009年 01月 25日
68%を記録し、まずまずの船出といえるだろう。
就任演説を聞いていても「お祭り」気分は皆無の、極めて現実的で且つ
力強く国民に行動を呼びかけるものだった。
どこかの週刊誌が日本の首相とは「タマが違う」と書いていたが、将に
そのとおりの感がある。
もちろん実質国民に直接選ばれるという選挙方式からアメリカの大統領は
ポピュリズムに流される危機もある。が、少なくとも彼の組織した閣僚の
顔ぶれからも、将来に期待できるものが見えるのは確かだ。
また未だに日本のマスコミは、オバマ民主党政権は日本を無視し親中国
政策を取るなどと騒いでいる。
以前も私は指摘したが、マスコミはいらぬ心配をする前に、オバマに無視され
ないような政権づくりの構想を掲げたらどうだろうか。
オバマも同盟国・日本からの強力な提言やサポートを心待ちしている筈だ。
さてつい先日まで先行き悲観論一色だったマスコミだが、逆境をはね返す
前向きな論調も散見するようになってきた。
24日(土)の日経朝刊ではパソナの南部靖之代表が、「企業は福利厚生を
含めて人件費の高い正社員を削減し、派遣社員を増やそうとしている」
「大企業が採用を手控えている今、中堅・中小企業は優秀な人材を呼び込む
好機と捉えている」等、(派遣と紹介の違いはあるが)当社と同じ人材業界の
トップとして誠に心強い発言をしている。
またタレントとしても著名な京都の市田ひろみさん(市田美容室代表)は
京都商工会議所の年始挨拶で「不景気、不景気の空気に乗らないように!!」
と訴えた。
オバマが米国民に求めた「行動」は、そのまま日本にも当てはまるのである。
写真はアメリカの現代美術作家 Jasper Jones(ジャスパー・ジョーンズ)
の1955年の作品” American Flug”(星条旗)
下は市田ひろみさん。