バビロン再訪
2009年 08月 10日
1996年にこのホテルを退職して以来の事だから、13年ぶり
の滞在だ。ちなみに私は1989年のホテルの開業準備室発足と
同時にセールスマネージャーとして着任、結局7年間勤務
していたことになる。

ヨットの帆をイメージした外観が特徴的なこのホテルがグランドオープン
したのは1991年の8月20日。
開業当初のみなとみらい21地区には、建物といえばホテルと
パシフィコ横浜、そして大観覧車しかなかった。
徒歩15分弱の桜木町駅まで夜間は人っ子一人歩いていない。
ホテルから帰路につく女性スタッフの安全のため、私たち男性スタッフが
道中を等間隔で見張ろうかなどという意見が真剣に交わされた程だった。
今回その道を歩き、クイーンズモールや遊園地に溢れる人々を見て、
正直言って目が回ってしまった。隔世の感とはよく言ったもので・・・

・・・あまりこんなことばかり書くと、年寄りの昔話と思われるので止めておく。
閑話休題。ホテルの頭頂部、約140メートルのところに「女神像」が安置
されているのをご存知だろうか?

大型の船をイメージに建造したパシフィコ横浜なので、船と同じく船首に
女神像を設置しようということになり、オープン直前にホテルの頭頂部に安置
されたもの。
「みちびきの像」と名づけられた高さ4メートルのブロンズ像で、横浜銀行が
寄贈した。

インターコンチネンタル・ホテルズは、今は解体された日本の流通系企業
グループである「(西武)セゾン・グループ」が所有していた。
その日本進出の第1号ホテルいうことでインターコンチ本部も相当力を
入れていたのは事実だが、同時に様々なマーケティング上の恩恵を与えて
いたのも確か。
今から2年後の2011年にはオープン20周年を迎えるこのホテル。
今も新しい血を導入し、常に自己改革を怠らない点はさすがだ。
「みちびきの像」にはいつまでもホテルやパシフィコ横浜、そして
みなとみらい21地区の安全を守り、繁栄を約束して頂きたいものである。

写真は上からみなとみらい全景。横浜市のHPより。
クイーンズモール界隈。
http://tokyoyakei.jp/yokohama/mm21/mm21-99s.jpg より。
「みちびきの像」。パシフィコ横浜のHPより。
ホテルの各階、突端部に当たるスイートルームからの眺め。
ベイブリッジを見ながら夏休みの宿題に励む娘たち。

