日本サッカーとメディアの不幸な関係
2009年 11月 21日
ブラジル、アルゼンチン、スペイン、ポルトガル、イタリア、イングランド・・・
4年に一度のサッカーの祭典まで後7ヶ月だ。
誤審によリフランスに敗れ出場権を逃したアイルランドは、現在FIFA
(国際サッカー連盟)に試合の無効と再試合開催を申請している。
・・・確かにあの場面であんな誤審をされ出場権を失っては、アイルランドは
たまったものではない。

このブログでも再三取り上げているが、日本代表の岡田監督は相変わらず
今回のワールドカップ(W杯)ベスト4進出を目標としている。
そして、それに対し批判するコメントを載せている大手メディアを、私は
見たことがない。
サッカー日本代表がメディアの重要なコンテンツであることは理解できる。
しかし監督のバカバカしい目標設定を批判せず、むしろ尻馬に乗って
それを煽るようなメディアとは一体何なのだろう?
私が心配なのは、アホなメディアに煽られた国民の「サッカー離れ」が
進んでしまうことに尽きる。
出場32か国中、日本は相当弱い位置にいる。ベスト4進出どころか、
ワースト4付近をうろうろしているのが実情ではないか。
もちろんグループリーグ突破でさえおぼつかない。
しかしメディアはそんな現実に目をつぶり、「日本は強い」と盛り上げようと
必死になっている。何も知らない国民はそれを信じ、日本は強いと思い込む。
大会本番ではそんな日本代表を深夜まで応援する。
そしてあっけなく敗れる。
「強い筈なのに、なぜ負けたの?」と泣き崩れる女性ファンが大写しになる。
そして代表に裏切られた無垢な国民のサッカー離れがますます進む・・・。
・・・上記は2004年のアテネオリンピック、2006年のW杯ドイツ大会、
2008年の北京オリンピックのサッカー代表戦で、既に直面した現実なのだ。

今年9月に発表された、イギリスのブックメーカー(予想屋)による
ワールドカップの主な配当予想は以下の通り:
ブラジル 5倍
イングランド 7倍
アルゼンチン 10倍
ドイツ 12倍
オランダ・イタリア 14倍
オーストラリア 100倍
日本 200倍
北朝鮮 1000倍
(www.world-cup-betting.me.uk より)
メディアは本来既存の価値観、歪められた実像を掘り起こし、批判する
機関であるべきだ。
民主党政権が誕生した翌日から批判を開始するような日本のメディアが、
なぜサッカーに関しては岡田監督や、彼のバカバカしい目標設定を許す
日本サッカー協会を批判しないのか。

私がサッカー日本代表に望むのは、「美しく、攻撃的で、未来志向の
サッカー」。
順位などどうでもよい。W杯本番であのスペインやアルゼンチンと戦い、
日本のサッカーの芸術性、大衆受けする楽しさや魅力をもう一度日本人に
訴えかけて欲しい。そして結果としてグループリーグを突破できれば、
それ以上言うことはない。
さて、このブログでさんざん批判してきた私なので、もし日本代表が
次回W杯でベスト4に進出した場合の責任を明確にしておく。
もし岡田監督率いる日本代表がベスト4に進出したら、私は髪の毛を
剃って「ボウズ」になり、その姿をこのブログに掲載する事を
ここに宣言します!
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写真は上からフランス代表アンリのハンドを取らなかったスエーデン人主審
に猛然と抗議するアイルランド。 www.yes.but.however.com
中は2006年北京オリンピック出場を決めた際の、東京国立競技場の
大応援団。
下はブックメーカーのHP。www.sportsbookreview.com

