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ホテル、レストランなどホスピタリティ・インダストリに特化したヘッドハンター茂木幹夫(もてぎ みきお/ www.kyotoconsultant.net)の「非首狩族的な」日々。


by Mikio_Motegi

フォニックス

以下の英文を読み、質問に答えよ:

*****
The street near Douglas's house is so (   ) that trucks
aren't able to use it.

質問:(  ) に入れるのに最も適切なものを1,2,3,4の中から一つ選び、
その番号をマークしなさい。

1 deep 2 narrow 3 bright 4 usual
*****

フォニックス_c0094556_16195152.jpg


答えは 2の narrow。

我が家の小学6年生の長女が、今回3度目の挑戦で「実用英語技能検定試験
(英検)」の準2級に合格した。
これは中学-高校生レベルの英語力らしい。
長女は生後直ぐから6才まで海外で暮らし、シンガポールやマレーシアの
インター校に通っていたので、むしろ遅すぎた合格、といえるだろう。

上記の英文は、準2級の試験で実際出題されたもの。
長女の回答は合っていた。が、彼女は1-4全ての単語の意味を知らない。
何故正解できたかというと、「読んでみて"narrow"を当てはめた時が
一番気持ちが良かったから」だという。

つまり単語の意味が分からなくても彼女は"narrow"と読むことができ、
且つそれを当てはめることが正しい文書であると感覚でわかっているのだ。

ではどうやって"narrow"という単語が読めたのか?
ここに"Phonics"という勉強法がある。


フォニックス_c0094556_16292678.gif



"Phonics"(フォニックス)とは、英米で子供の英語教育の初期に導入する
つづり字の読み方指導のこと。
アルファベットの発音と文字には関係があり、音だけでは文字は読めない。
例えば"Psychology" をアルファベット音そのままで読めば
「ぷしちょろぎい」だが、フォニックスを知っていれば「・・・・・・」と正確に
読める(何と読むかはこの項の最後に)。

フォニックスを導入していない日本の学習指導要項では、単語を読むのに
「丸暗記」に頼る方法しかない。
頭の良い国民ではあるが、読めない・発音できないことからなかなか単語が
憶えられず、ひいては英語嫌いになっていく人も多いのでは、と思う。

長女の場合、インター校での学習に加え家内が個別指導したことにより
ほぼ完璧にフォニックスを習得できた。
が、長女が恩恵を受けたような環境は、今の日本ではなかなか望めない。
本当に英語教育に優れた環境にいようとしたら、膨大な経費がかかるだろう。

フォニックス_c0094556_1702575.jpg


減少する一方の総人口、内需より外需に頼らざるを得ないニッポン。
英語教育の必要さがひしひしと伝わるのに、危機感を抱いて具体的な
アクションを起こしている人は多くないように思えてならない。

フォニックスはそうお金のかかる勉強法ではない。
また英語の発音のキレイな日本人・外国人は国内にごまんといる。
英語教育の為にフォニックスと彼ら、彼女らのスキルを組み合わせ、もっと
活用することはできないだろうか?


写真上、中は各メディアから。
下は長女が通っていたマレーシア・ペナン島の"St.Christopher Int'l
School(セント・クリストファー・インターナショナル・スクール)"

・・・しかしこういう「感覚的」な英語スキルを身につけいている長女に、
学校英語を理論で教えるのは難しい。文法とか構文とか、教わらなくても
身についてしまっているからだ。
そしてその感覚を試験等で正確にアウトプットできるかというと、そう上手く
いかないのがまた大問題なのである。



"Psychology" =「サイコロジー」
by Mikio_Motegi | 2009-11-29 16:38 | 人材・ホテル