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ホテル、レストランなどホスピタリティ・インダストリに特化したヘッドハンター茂木幹夫(もてぎ みきお/ www.kyotoconsultant.net)の「非首狩族的な」日々。


by Mikio_Motegi

「庭のホテル」-メジロもやって来る都心のオアシス

ウグイス色の身体に、目の周りが白く縁取りされているメジロは、日本では
古くから人々に愛されている野鳥だ。
そのメジロが、プリンスやニューオータニのような大型ホテルの庭園なら
いざ知らず、JR水道橋駅から徒歩5分のオフィス街の真ん中のホテルの
庭でお目にかかれるとは予想もしていなかった。

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「庭のホテル」はかつての「水道橋グリーンホテル」の跡地に今年5月に
オープンしたばかり。
ところが今年度の「ミシェラン・ガイド」でいきなり2パビリオンを獲得する
という快挙を成し遂げた、新進気鋭のスタイリッシュなホテルである。

15階建て、238室。日本料理、グリル&バーの2ヵ所のレストラン、
ミーティングスペースが二つ。大宴会場は無い。
新聞は日経を無料サービスしてくれる。部屋には無料のミネラル・ウォーター
が1本用意されている。

このホテルのコンセプトは文字通り心が和む「庭」と「和」のイメージ。

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日本庭園の「延べ段」を模したエントランス周辺、豪華な和風旅館の趣の
あるロビー、各フロアのエレベーターホールや廊下まで、館内のそこかしこに
「和」の意匠が配置されている。

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私の泊まったのは25㎡のスーペリア・ダブル。

「木の匂い」を嗅ぐと、どうしてこんなに心が落ち着くのだろう?
昔の記憶が呼び覚まされるのか、昼間のビジネスで疲れた頭には心地よい。
木の匂いだけでなく、リネン類やベッドの質も高く、もちろん遮音・遮光は
完璧。
ビジネス・パーソンの「熟睡」「リラックス」に重きを置いたアメニティと設備が
心地よい。とにかく熟睡できるホテルだ。

朝はインナーカーテンの代わりにしつらえられた障子から、柔らかな日光が
差し込む。
窓が数十センチほど空くので、そこから清々しい空気が流れ込むのも嬉しい。

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フロントスタッフの明るい笑顔と挨拶に見送られ、仕事場へ向かう。
「庭のホテル」は単なる癒し、和みだけではなく、朝のスタートを切るのに
最適のホテルだ。

ランチはビュッフェスタイルのサラダコーナーが特筆物。
各種レタスやルッコラ、ほうれん草といった葉野菜や、甘み抜群の
ルビートマト、青トマト、黄トマト等、色彩も豊富だ。
フランスから直輸入するというバゲットのパリパリ感も素晴らしい。

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これだけの立地、施設なのに18㎡のスタンダード・シングルが「楽天トラベル」
では1万円台前半の料金を提示している。
コストパフォーマンスの観点で言うと、都内でもトップクラスのホテルと
断言できるだろう。

私にとって今年最後の出張に、今年最高のホテルに泊まれたのは
素晴らしい兆候だ。
来年こそは良い年になるような気がしてきた。

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写真は上からメジロのイメージ http://cmcnine.web.infoseek
         「庭のホテル」外観 (楽天トラベルより)
         和紙をイメージしたロビーの壁面。
         スーペリア・ルーム (同ホテルHPより)
         フロント周辺
         経営会社である(株)UHM代表取締役社長の木下彩さん。
         ホテルのイメージと同様、スタイリッシュで颯爽とした人だ。
         http://Response.jp より。
by Mikio_Motegi | 2009-12-20 20:14 | 人材・ホテル