ご近所のパワースポット
2010年 03月 06日
東京・明治神宮の「清正井」などは拝観?する人で数珠つなぎで、
5時間以上も待つ事があるという。
京都のパワースポットで、我が家と縁があるのが北区の今宮神社と、
上京区の晴明(せいめい)神社である。
晴明さんは僅か数年前まではあまり整備されていない、かなり
しょぼくれた神社だった。が、ここで祀ってある安倍晴明(あべのせいめい)
を題材にした夢枕獏の奇譚小説「陰陽師(おんみょうじ)」が
映画化されるなど大ブレイクしたせいで、今は立派に整備された。
修学旅行生や行楽客でいつも大混雑である。

晴明さんは音読みが(せいめい・姓名)と呼べる為、昔から赤ちゃんが
生まれるとここで名前を占ってもらうという「名付けの神様」としても
近隣で有名だ。
実は私の二人の娘もここで名前を授かった。
具体的な手続きは、まず親は自分達で候補にしたい名前を4つか5つ挙げて、
提案する。
晴明さんはそれを元に(何だかわからないが)ありがたい占いのご託宣で
字画を変えたり、音を多少訂正したりした名前をいくつか逆提案してくれる。
親はその中から好きなものを決めればよいのだ。
ちなみに名前1件につき5000円也の祈祷料がかかる。
長女の梨沙は、私たち夫婦が織物の盛んな街で生まれ育ったことから
「梨紗」としたかった。
次女の怜(れい)は、字の書きやすさから「玲」としたかったのだが、
どちらも晴明さんは訂正してきた。
私はかなり不満で、「金を払っているんだから好きな名前をつけさせろ」と
罰当たりな言葉を口にしたものだ。
が、二人とも今のところこの名前でつつがなく育っているので、まあ
良しとしよう。
ホームページも充実していて、申込書をPDFでダウンロードし送付すると、
わざわざ参拝しなくても祈祷を受け付けてくれる。
・・・もしかしたら「商売繁盛」もご利益のひとつにいつのまにか
加わったのかもしれない・・・。

今宮さんには京都でも珍しい神社付属の幼稚園があり、私の家内、
家内の兄弟、従兄弟たちが皆通ったという縁がある。
2年前、シンガポール人の友人であるレイモンドが、そのまた友人の
タイ人の友人を伴って京都に遊びに来た時の事。
彼らの観光案内を務めた私は、そのタイ人がスピリチュアルな事象に
興味があるというので、今宮さんに連れて行った。

彼は京都はおろか日本に来たのは初めて。
もちろん日本語も英語も解さない。
その彼が今宮さんに着くと、しばらく目を閉じて何かを聞きいる風に
していたが、おもむろに「ここは女性の神様を祀っているな」と呟いた
のには驚いた。
その時私たちが立っていたのは、今宮さんの中の織姫神社の傍らだったので
ある。

ここの境内は、かつて私の友人の霊感の強い奥さんが訪れた際、夏の盛り
にもかかわらず「首の後ろが寒い」と言って気味悪がった場所でもある。
「何か」を持っている人には「何か」を感じさせるものが確かに
存在しているようだ。
もっともパワースポットに近づくだけで気味悪がっていたのでは、京都では
暮らしていけない。私の家から徒歩圏内に、上記に挙げた2社だけでなく、
下鴨神社、北野天満宮、平野神社、ちょっと足を延ばせば上賀茂神社という
名うてのパワースポットがひしめいているのである。
写真は上から晴明神社。
「晴明井」と呼ばれる井戸。千利休もこの水を汲んで茶を点てたという。
今宮神社。
今宮さんの門前に2軒、対面にある「あぶり餅」屋さん。かつてはすさまじい
ばかりの客引き合戦が繰り広げられていた。

