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ホテル、レストランなどホスピタリティ・インダストリに特化したヘッドハンター茂木幹夫(もてぎ みきお/ www.kyotoconsultant.net)の「非首狩族的な」日々。


by Mikio_Motegi

新しい家族が増えました

我が家に新しい家族が増えた・・・といっても人間の赤ん坊ではない、
残念ながら。9月10日にやって来た柴犬の「コテツ」の事である。

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血統書付き、生後40日のオス。名前の由来は、家内が結婚前に実家で
飼っていた同じく柴犬のオス「テツ」から来ている。

実は私は小学校3年の時にお祭りの縁日で買ったハツカネズミを三日で
餓死させて以来、哺乳動物を飼ったことがない。
それ以降はマレーシアのコンドミニアム内の池から釣ってきた野生のグッピー、
ネオンテトラ、クリーニング・フィッシュ。

京都に来てからは沢ガニのカニ吉(これは4年経つが今も健在)、
ミドリガメ(カニ吉と同じ水槽に入れていたら、カニ吉にいじめられ
ストレスで死んだ)、
カブトムシ(家内が勤務していた京大医学部の教授室に迷い込んだIQの
高そうなモノ。繁殖に成功したが全て近親相姦で生まれたので山に帰した)、
金魚、嵯峨野の広沢の池で獲って来た由緒あるモロコとザリガニ
(モロコは金魚に食われ、ザリガニは脱走し行方不明)と、すべて
変温動物たちだ。

私の実家の母が茶道をやっている為、庭を荒らされたくないという理由から、
我が家に侵入して来た犬猫共を駆逐する「犬猫狩り」に明け暮れた少年時代を
過ごした私だ。だから犬猫の類を飼うのは正直言って苦手だった。

だが家内や娘たちの強い要請があり、対価として課した娘たちの学校の
成績もまずまずだったので、遂に飼うことを決心したのである。

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先代のテツは、近頃の人間だかペットだかわからないような贅沢な
飼われ方はしていなかった。エサは人間の残飯、寒くても暑くても犬小屋
住まいで家になんて上げない、大抵は敷地内に放し飼い。
我が家もそのやり方を踏襲することにしている。

古来より犬は人間のかけがいのない仲間だった。
だから昨今の浅はかな愛情をかけ、本来の野生を喪わせる飼育に、人間の
自己満足以外の何の意味があるというのだろう、というのが我が家の意見。

私が犬を飼う決断をする後押しをしてくれたのが、下の言葉である。

「子供が生まれたら子犬を飼うがいい。子犬は子供より早く成長して、
子供を守ってくれるだろう。
そして子供が成長すると良き友となる。
青年となり多感な年頃に犬は年老いて、死ぬだろう。
犬は、青年に教えるのである。死の悲しみを」

(ゴルゴ13 130巻 「黄金の犬」)
by Mikio_Motegi | 2010-09-10 22:19 | ブレイク