京都の秋
2010年 11月 24日
だんだん紅葉の時期が遅くなっており、今年も12月上旬までは
楽しめるだろう。

先日の飛び石連休、犬の散歩でうっかり近所の大徳寺に出かけたところ、
観光客の人ごみに巻き込まれた。
清水寺や嵐山と違い、大徳寺は普段は観光客などあまり来ない静かな
禅寺なので油断していたのだ。
シーズンにはこんな所にも観光バスが乗り付けるのか、と改めて認識を
新たにした。
その日の晩、家族との待ち合わせで河原町三条に地下鉄で行く途中、
鞍馬口の駅構内の時刻表でこんな表示を見つけた。
観光シーズンの為に臨時列車を運行するとの由。

1時間に9本走る地下鉄に、たかが1本加えるだけの事だ。
それよりもがっかりしたのが、この運行時間の変更案内に、外国語
表記が相変わらずされてない点である。
京都の観光地で外国人の来ない日、場所などどこにも無い。
むしろ外国人が来ない方がおかしいのが観光都市・京都の筈だ。
それなのに交通機関の時刻表変更表示に外国語表記がゼロとは・・・。
京都市交通局の常識を疑う。
こうした外国人観光客軽視の風潮はまだまだ根強い。
京都だけではない。遷都1300年を祝い大々的なプロモーションを
行っている奈良の、近鉄奈良駅の公衆トイレの状況をご存じだろうか?
あそこには洋式トイレは皆無、トイレットペーパーも備え付けは無く、
自動販売機で購入しなくてはならない。しかもその案内に外国語
表記はもちろん無い。
もっと言うと、関西の玄関口である関西空港の南海電車の
切符売り場では、クレジット・カードを受け付けていない。
一人2-3000円の運賃で、もし家族4人が同伴したら総額1万円以上
になる。
日本に着いたばかりの外国人は、そこでいきなりここは異界だ、
と認識するのだ。

国交省の旗振りで"Yokoso Japan"キャンペーンが始まり数年がたつ。
今年度の入国者数は6年前の倍近い1000万人に到達する勢いで、
そのおかげで交通機関は充分に潤っている筈だ。
それなのにこの体たらく。
公共交通機関はいつまで国の政策に甘えているつもりだろう?

写真は上から大徳寺-今宮神社参道のイチョウ並木。
鞍馬口駅構内の臨時列車時刻表。
東山周辺の交通渋滞(京都新聞HPより)。京都に欧米のような
パーク&ライドの運用が根付く為には、観光寺院や商店街の協力、
いや、それよりも危機感の共有が欠かせない。
大徳寺・養徳院の紅葉。

