出会いはフェイスブックで
2011年 07月 10日
約500万人といわれていたが、311震災後に急速に増大した筈だ。
私のFriend数も311前の3倍に当たる300名を最近突破したところ。
FBの活用方法は色々ある。私が専門分野である人材ビジネスの場で
利用する場合、まずFBで知り合って、メッセージを交換し、それから
お互いが納得すればリアルで会って相互の理解を深めるという風に、
相変わらずアナログ的だ。

FBでmy friends たちのやり取りを見ていると、面白い発見がある。
ある事象に対するコメントで、意外にも普段冷静そうな人、多くの部下を
管理する立場の人が感情的な発言を繰り返し、一方で意外な人が論理的、
冷静な発信をする。
特に311直後は、被災地の甚大な被害や放射線拡散、政府の対応について
様々な意見が駆け巡ったが、その中でもその人の本性がわかるような発信を
垣間見る事ができ、またとない人材観察の機会だった。

かようにFBでのやり取りでも、その人の性格、生活様式の一端を理解する
事はできる。
短いやり取りだが注意深く文書を観察しておくと、後で実際に会った際の
印象と違わないケースも多い。
つまり「文章は人を表す」。
いつも「忙しい忙しい」とWALLに書き込む人は、実際に会ってみると実は
タイムマネジメントが下手なだけだったり、暇そうな、どうでもいいような
WALLを頻繁に書き込む人は、本当に暇人だったりする。
思い込みの激しい人は他人の意見に影響されて直ぐに書き込むので
底が浅いのを露呈するし、コメントの脈絡を無視して割り込んでくる人は
相手に対する配慮が足りない人でもあるので、不愉快になる事も多い。
・・・自戒を込めて敢えて言うが。

さて、日本にも最近登場したeharmony のようにインターネット上の
「まじめな」出会いの場が広がっている。
eharmonyは従来の会員制結婚相談サイトなどでは考えられないほどの、
心理学を応用した詳細にわたる設問への回答が求められる。
それによって登録者の嗜好、考え方、行動特性がファイルされ、より正確な
人物像がイメージできるらしい。

何しろ職場での出会いはちょっと間違えるとすぐセクハラになるし、
昔は日常茶飯事だった上司と部下の恋愛関係は、パワハラのリスクが潜在
するという世知辛い世の中だ。
eharmony にしろFBにしろ、インターネット上であっても出会いの場が
広がるのは悪い事ではない。
先日もある飲み会の席で、アメリカ人の知人が「FBはネットワーク構築の
ニュー・ウェーブだ」と言っていたが、まさにその通りだと思う。

なにしろSNSが定着してまだ日が浅いので、様々な障害が起きるのは
やむを得ない。だが私にとってもFBは既に生活の一部になっている。
これからも賢く、中毒にならない程度に接していこうと思っている。

写真は上2枚が映画「ソーシャル・ネットワーク」のタイトル。
アメリカ版と日本版でのあまりのクレジットの違いに驚いた。
3枚目、エジプトでの「ジャスミン革命」の様子。この革命でFBが果たした
役割はまさしく革命的。
4枚目 eharmony のHPより。"www.eharmony.com"
5枚目 1998年のアメリカ映画「ユー・ガッタ・メール」。
秋の深まるニューヨークの街中が美しい、トム・ハンクスとメグ・ライアン
主演のどーでもいい恋愛映画だと思っていたが、どうして、現在のSNSの
隆盛を予見したような内容であることに気づく。
6枚目 私も先日i pad2 を購入した。これによりFBへのアクセスが簡単に
なった。

