2006年度ホテル・ランキング
2006年 12月 29日
料金は1室1名朝食つき¥16,000から¥23,000くらいまで。場所は東京、目的はビジネスユース。
まずハード面のワースト1:六本木プリンスホテル(宿泊日:8月)
・・・何しろ古く、汚い。客室のカーペット、天井、ベッドカバー、ライティングデスク等シミだらけ。
但し六本木の隠れ家的なロケーション、若いスタッフのホスピタリティ、目にも涼しいプール等、プラス評価も多い。つまりリファービッシュメント(表面的な取替え)さえ行えば、また泊まりたいホテルの一つ、といえる。本年12月25日付で住友不動産に売却され閉館された。今後もホテルとして運用されるのか、隣の日本IBMビル(IBMは来年日本橋に移動)と共に再開発されるのか、推移を見守りたい。
ハード面ワースト2:三井ガーデンホテル銀座(4月、8月)
・・・未だ開業2年目なので意外に思われるかもしれないが、ここの客室のカーテンの遮光性はひどい。完全にカーテンが閉まらないので早朝に朝日が射してきてしまい、睡眠不足に陥る。念のため2タイプの部屋に泊まったが、どちらも同じだった。
但し後述するが朝食メニューは都内最高のコストパフォーマンスで、フロントの対応やロビーの空間設計は素晴らしい。
ソフト面のワースト1:ホテルグランドパレス(4月)
・・・なにしろスタッフがお客(私)と目を合わせない。チェックイン、ルームチェンジ、朝食時、チェックアウト、若手もベテランも常に目をそらしたまま応対している。
但しロケーションは最高、リノベーション済みの客室からの眺めも良い。「アイ・コンタクト」さえあれば何度でも泊まりたいホテルである。
ソフト面ワースト2:品川パシフィックホテル・メリディアン(6月)
・・・朝食レストランのスタッフが悪い。入り口で4人の黒服がたむろし、何かお喋りをしている。
中でも黒服が2名いるが、一人は常連とおぼしき客とお喋り。その横を若いウェイトレスが数名、大忙しで働いている。要するに部内の統制が取れていないのである。
1階のロビーラウンジは広く、眺めも良い。私は商談スペースとして頻繁に利用している。
朝食の美味いビジネスホテルNo.1:・・・三井ガーデンホテル銀座(4月、8月)
・・・ディスプレイが素晴らしい。時に野菜サラダが大きなガラスのボウルに盛り付けてあり、私の好物の根菜類が目にも鮮やか。ドレッシングも豊富。
朝食の美味いビジネスホテルNo.2:ヴィラフォンテーヌ汐留(6月)
・・・1Fのロビースペースを朝食会場として利用しているが、土地柄か利用客に活気があり、こちらにも伝わってわくわくする。「雰囲気もご馳走のうち」を地で行くホテル、といえる。パン、特にブリオッシュが美味い。
朝食の美味しいビジネスホテルは他にもセレスティンホテル、チサングランド赤坂、横浜エクセル東急も大健闘した。
インテリアの良いホテルベスト1:メルキュール銀座(2月、7月)
・・・銀座のど真ん中のオフィスビルを改装したので、眺望は全く無い。だが高い天井、抜群の色使い、小さめの家具、そしてセンスの良いアメニティは出色。ホテルを選ぶ時私は眺望を気にする方だが、眺望が殆どなくてもこれだけ快適に過ごせたのは、1991年に泊まったミュンヘンの「ファー・ヤーレスツァイテン」以来のことである。
バスルームの使い勝手の良いホテルベスト1:エドモントホテル新館(2月)
・・・「洗い場」がある。自分も日本人だな、と実感した。
他にも大阪なのでランクインしなかったが、なんばオリエンタルホテルのシャワー栓はワンタッチでシャワーとカランと使い分けられ、非常に便利。
ベスト・コストパフォーマンスホテル・・・山の上ホテル(12月)
・・・12月10日付けのこのブログを是非見て欲しい。ホテル全体の醸しだす雰囲気がいかに心地よいか、実感して欲しい。
2007年は都内で22軒のビジネスホテル、計5000室がオープンする予定だ。それも1室15,000円前後の、「ちょっと格上」が主流だという。いづれいくつかの大手チェーンに集約されるかもしれないが、良い意味での競争を繰り広げて欲しい。
写真は山の上ホテルの客室


