第1回インターコンチOB・OG会
2007年 09月 30日
のOB・OGが初めて一同に会する機会があった。
両ホテルの総支配人を勤めた田中勝さんの肝いりで、幹事は
ロイヤルパークホテル東京の渡辺行伴さんと高野則之君。
場所は横浜の元宴会料理長の鬼原(きはら)さんが昨年開業した
銀座の「サンカント・ヌフ」 http://r.gnavi.co.jp/b708700/
「サンカント・ヌフ」は銀座・松屋裏にある。鬼原さんの奥様のご実家の
「伊勢半」という呉服屋さんが所有するビルの地下だ。
お店の名前はフランス語で「59」の意味。鬼原さんが1959年生まれ、
ということに由来がある。私と同い年である。
場所は上記URLをクリックすればロケーション・マップのウィンドウが開く。

ハッキリ言って期待していた以上に面白かった。
30数人が集まったが、懐かしい顔ぶれに皆料理に手を出すのも忘れ
おしゃべりに没頭した。
後で気がついたのだが、皆あまりインターコンチ現役時代の思い出話
にふけることもなく、お互いの近況や勤める仕事の内容、或いは
業界情報の話題が多かったようだ。
OB会というと年寄りを中心に現役時代の思い出話に終始する、
という印象がある。
しかし今回の雰囲気の理由は、まだインターコンチネンタルホテルの
1号店が横浜にオープンしてから16年しか経っておらず、OBといっても
年齢が比較的若いという事。
それと予め出席者を人選し、将来のネットワーク構築にお互い役立てる
集まりにしたいという田中勝さんの意図が大きかったから、と推測する。
そういうわけで「OB・OG有志の会」とでも表現した方がより的確だろうか。
興味深かったのは出席した30名の現在の職種。
他ホテルに転職したものが13名と最も多いのは当然だろうが、次に
多いのがコンサルタント・ファームに就職したりファームを起業した者。
私を含め7名もいた。コンサルタントってそんなに儲かるのかな?
他に鬼原さんのようなレストラン業界にいる者3名、全くの異業種に
転職した者5名。(後の2名は思い出せない)
この辺りに田中さんの人選の意図が伺えた。
繰り返すが一般に会社のOB・OG会というと、何年経っても現役時代の
ヒエラルキーのまま、話題も昔の武勇伝?に終始するという、「馴れ合い」
のイメージが強い。
私が最も「くだらねえ」と思う唾棄すべき集まりだ。
しかし今回のようなある意図の下で人選されたOB・OGというのは、
そこに集うこと自体に意義があり、「選ばれている」という緊張感がある。
これは多分出席した殆どの人が感じている筈だ。
それが今回の集まりを「面白かった」と率直に感じることができた最大の
理由だと思う。
もちろん会を重ねるごとに目的や雰囲気は変わるだろうし、メンバーも
変わるだろう。そして「意図」に反発して離れていく人もいるはずだ。
それはそれで仕方の無いこと、というかそうやって発展・変貌して行けば
良いと思う。
もっとも当初その「意図」を全く理解せず、参加予定者リストを事前に聞いて
「女子(おなご)が少ない、何故だ!?もっと呼べ!」と幹事に文句をつけ、
逆にたしなめられた不貞の輩が約1名、京都方面にいたことも記して
おくべきだろう。
写真はお店と鬼原さんのイメージ写真。上記URLより。

