人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ホテル、レストランなどホスピタリティ・インダストリに特化したヘッドハンター茂木幹夫(もてぎ みきお/ www.kyotoconsultant.net)の「非首狩族的な」日々。


by Mikio_Motegi

神戸が熱い!

神戸がホテル新規開業ラッシュで沸いている。
現在公表されているプロジェクトは以下の通り:

No. 開業予定日   名称(事業主体)        部屋数 

1   2008年夏   ラ・スイーツ           70室  
2.  2008年9月  リゾートトラスト三宮      140室 
3.   2009年    (三井不動産)          100室 
4.   2009年    (ダ・ヴィンチ・パートナーズ)  240室   
5.   2009年    (ライフステージ)         80室
6.   2009年    (住友不動産)           未定

(本年度神戸新聞の記事より抜粋)

背景には、神戸空港開港、ホテルの高稼働等が挙げられる。
例えば観光客はこの2年で200万人増え3000万人、
主要ホテル稼働率は5ポイント増え73%、観光シーズンは100%近い
日も多い。

神戸が熱い!_c0094556_22282417.jpg


ただ私の感想としては、神戸は外国人にとって魅力的な観光資源が多い
とは思えない。
元町、外国人居留地跡、中華街、北野坂界隈、ルミナリエといった場所や
イベントは確かに日本人の異国情緒に訴えはするが、外国人にとって
どれほどの魅力があるというのだろうか?

また兵庫県のビジネスが好調、という話もあまり聞かない。
やはり新規ホテル開発ラッシュの影には、東京、名古屋駅前、大阪駅周辺
及び御堂筋と西に下ってきたホテル投資ブームが神戸に辿りついた為、
と考えるのが正しいのかもしれない。
収益還元法の導入、J-Reit解禁といった外国人投資家を呼び込む施策が
生んだ現象なのだろう。

神戸のホテルは、かねてより主要5ホテルがそれぞれ独自のマーケット
を持っていて、競合関係があまり無かった。
つまりオークラの地元富裕層、クラウンプラザのビジネス、
ポートピアのMICEマーケット、シェラトンのインバウンド、メリケンパークの
レジャーマーケット、という風に。

神戸が熱い!_c0094556_22302061.jpg


このような競争の無い「ブルーオーシャン」の時代から、各ホテルがしのぎを
削り血みどろの戦いを繰り広げる「レッドオーシャン」の時代に、神戸が突入
する時期は早いのかもしれない。 

写真は上が神戸港に先日入港した「飛鳥II」
下がクラウンプリンス神戸客室よりの眺め。
by Mikio_Motegi | 2007-12-18 22:30 | 人材・ホテル