バラク・オバマ ディベートパーティ
2008年 10月 15日
集会があった。
私の所属するACCJ(在日米国商工会議所)関西支部に在籍している
熱心な民主党員が主催したもので、私は彼の友人でもあるので
顔を出してきた。

断っておくが、私はアメリカの二大政党である民主党、共和党のどちらも
特にサポートしているわけではない。
またこのブログでは"Politically Correct"の考えから政治ネタは
取り上げないことにしている。
よって先日の集会に顔を出したのはあくまでも好奇心に駆られて、という
理由であることを前置きしておく。
さて夜7時から始まったこの集会だが、参加者は5-60人ほど。
日本人とアメリカ人比率は40:60といったところ。
2000円の参加費を払えば誰でも入場できるせいか、若い世代の人々
も多い。
会場は2階のイベント・スペースである「李白(リポ)バー」。
簡単なフィンガーフードと飲み物が用意されており、大型TV画面でその
前の週に行われたオバマとマケイン両大統領候補による討論会のDVDを
ソファに腰掛けて鑑賞する、というプログラムだ。
ヒルトンのシックなインテリア、アルコールも回って寛いだ雰囲気
ということで、参加者は皆思い思いに談笑に講じていて、真面目にTVを
見ている人は一握りしかいないかった。
ま、これもアメリカ的といえばアメリカ的か、と納得する。
女性客は多かったが殆どが日本人。僅か数名のアメリカ人女性は何故か
全員がアフロ・アメリカンだった。

大統領選挙といえば、2001年1月にジョージ・ブッシュによる現政権が
誕生し、「日本シフト」ともいえる日本シンパの共和党員を次々と政権の
中枢に登用した際、当時シンガポールにいた私も「居心地」が良かった事を
憶えている。
アメリカの政治・経済の影響が極めて強いシンガポールは、何をするにも
彼らの顔色を伺う傾向が強い。
その意味でビジネスにおいても、またプライベートでも日本人の私は
アメリカというフィルターを通してではあるがシンガポール社会に期待され、
受け入れられていたのを感じた。
実はその前の民主党クリントン政権では「日本パッシング(通過)」とも言える
対中国頭ごなし外交が行われたこともあり、日本は軽視されていた。
よってその頃の私はシンガポールでなんとなく肩身の狭い思いがしたものだ。
かようにアメリカの姿勢次第で海外在住日本人の立場まで変わるという現実
は、超大国アメリカの人々には理解できかねることだろう。
共和党は僅か3週間前にサラ・ペイリンが副大統領候補として颯爽とデビュー
した時の勢いは完全に失速した。
殆どのメディアでは、よっぽどのことがない限り今回は民主党オバマの
圧勝に終わるという予測を立てている。
要は誰が大統領になっても構わないが、次期政権にも日本重視の姿勢を
持続し続けてもらいたいものだ。
もっとも日本側も、彼らから重視され続ける為のメッセージ、
政治的プレゼンテーションを欠かさないことも肝要なのは言うまでも無い。
たとえ新政権が「親日家」を主要ポストに揃え、日本政府がそれを歓迎
したとしても、善し悪しはともかく、今度は「外圧」という形で日本に様々な
改善=アメリカに有利な政策を要求してくることは間違いないからだ。
ところでヒルトン大阪での民主党。
さすがアメリカではエリート色の強い政党である。シックな会場の雰囲気と
クールな運営に終始した。
私が記憶している日本の選挙では、後援会事務所ではその日の選挙運動
が終わると駆けつけた支持者に酒食が施され、大いに盛り上がったものだ。
どうもその頃の記憶が抜けない私は、この夜の集会の雰囲気が今ひとつ
物足りず、ヒルトンの上階で催されていたドイツ企業主催のオクトーバー・
フェスティバルにも飛び入りで参加し、ドイツビールとウィンナ・シュニッツェル
で大いに盛り上がったのである。

