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ホテル、レストランなどホスピタリティ・インダストリに特化したヘッドハンター茂木幹夫(もてぎ みきお/ www.kyotoconsultant.net)の「非首狩族的な」日々。


by Mikio_Motegi

ACCJの新年会

東京と大阪で開催されたACCJ(在日米国商工会議所)の新年互例会に
それぞれ参加してきた。

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東京は例年通り帝国ホテルの光の間にて、メインゲストにジョン・ルース
駐日大使を迎え、SPも密着していていつもながら緊張した雰囲気。
大企業の重鎮や霞が関の官僚、国会議員も例年同様多数出席している。

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ヒルトン大阪で行われた関西の方は、対象的にくだけた内容。
なんといってもテーマが「アロハ!」で、参加者にはレイを首にかけ
トロピカル・ドリンクが振舞われる。互例会というより飲み会の趣き。
同じACCJの新年互例会でも東京と関西ではこうも雰囲気が違うのかと、
いつもながら呆れてしまう。
もっとも私は関西の互例会企画委員に名を連ね、「アロハ!」のテーマに
賛同した立場なので、あまり偉そうなことは言えないが。

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ちなみに昨年の関西のテーマは「Route66」という、これもわけの
わからないもの。ま、関西人のやる事ですから・・・。

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ところでACCJが毎年日本政府に対して行う"Advocacy(政策提言)"だが、
今年は以下の3点に決まった:

1.アントレプレナー(起業家)へのサポート
2.女性の社会進出へのサポート
3.実践的英語教育の充実

おわかりのようにどれも奇をてらったものでは無いが、他国に比べ日本が
遅れている分野である事に間違いない。
むしろこれら3点の充実が無ければ、日本の将来は暗いとも言える重い
テーマだ。

ご存じの方も多いと思うが、毎年ACCJが日本政府に対して行うこれらの
提言は「Gaiatsu(外圧)」とも呼ばれ、様々な波紋や憶測を招いている。
しかしペリーによる開国以来、この国を変える力を外圧から得てきたという
歴史的事実、そしてそれを受け入れる国民性がある限り、ACCJの提言は
これからも日本政府の指針のひとつとなるだろう。

もっと言えば、この国を愛する者として、外圧ではなく国民が自発的に
物事を変えていける国になって欲しい、と願うのだが。

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写真は上2枚が帝国ホテルの会場内光景。
3枚目、4枚目がヒルトン大阪での光景。
5枚目がジョン・ルース大使。オバマ大統領とホットラインで会話ができる
大物大使だ。ACCJの各種イベントにも良く顔を出し、スピーチは常に
ユーモアを忘れない気さくな面もある。
# by Mikio_Motegi | 2011-01-29 10:07 | ブレイク

サッカー審判の魅力

先日のアジアカップの対シリア戦、日本のゴールキーパーの川島が、
一発退場を喰らったのを観て驚いたサッカーファンは多いだろう。
あれは相手のオフサイドだ。確かに川島は故意でなくても、相手選手の
両足をかっさらっているのは事実。よって川島のレッドカードは仕方ない。
だから川島の退場、そしてシリアのPKではなく、日本ボールでのプレー再開
と判定とすべきだった、と私は見ている。

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あの場面では主審の位置からは相手のオフサイドか今野のバックパスか、
見分けるのが難しかったのは事実だ。だがあんな状況でゴールキーパー
にバックパスをするセンターバックなどいるわけがない。
主審はその点を予測し判断すべきだった。

広いフィールドに主審と線審の3名のみでプレーをジャッジしなければならない
サッカーは、確かに審判にとって過酷なゲームである。
しかし先のワールドカップでのオランダ対ブラジル戦、オランダのロッベンの
太ももを踏みつけたブラジルのフィリプ・メロの足先は、主審の位置から
はブラインドになって見えていなかった。
だが主審の西村雄一氏は、フィリプ・メロの足先の動き、ロッベンの反応から
「踏んだ」ことを予測し、迷わずレッドカードを突きつけたのである。

加えて彼はフィリプ・メロが激しやすい性格で、特に同点に追い付かれたり
した場合はラフプレーに走る傾向が強い事を事前に頭に入れていた。

サッカー史上に残る名ジャッジ、と讃えられる由縁である。

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サッカーはメンタルなスポーツだ。審判の誤審もサッカーの一つの要素と考え、
いかに頭を早く切り換えるかが勝負の分かれ目と言える。
その点今回の日本のキャプテン・長谷部の対応は良かった。
誤審を犯したイラン人審判に対し笑顔で語りかけ、遂には「お返し」で
相手チームの選手にもレッドカードを、おまけに岡崎の何でもないプレーにも
日本にPKを、審判から引き出したのである。

サッカーの魅力は、攻守が入れ替わっても途切れることなく「流れ」
の中でプレーを続ける事にある。
だから判定を巡っていちいち審判が協議するスポーツ、野球やアメラグとは
大きく性格を異にするのだ。
よって私はビデオ導入に反対である。繰り返すが、誤審はどちらのチーム
にも起きうるのだから。

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・・・アマチュアの試合では、専門の審判ではなく手のあいた選手が審判や
線審を勤めるのが常識だ。
自分で言うのも何だが、私は「線審」としては結構優秀だったと自負している。
動体視力が良かったせいだ。

また数回だが主審も務めた事がある。
「審判のジャッジは絶対」という権力の下にゲームをコントロールできる快感、
適度な緊張感、あれは至福の時間だった。
主審の仕事は私のように、多少強引で間違えていても黒白をハッキリさせる
事が好きな性格の人間には向いているのではないか、と思う。

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写真は上から対シリア戦、レッドカードを突き付けられる川島君。
我が家の長女が川島君の大ファンで、この時の彼女の悲憤はすさまじかった。

昨年のワールドカップで、ブラジルのフィリプ・メロにレッドカードを
突き付ける西村雄一氏。
西村氏のパフォーマンスがきっかけで、審判に対する見方が変わった
ファンも多いのではないか?

これも「大誤審」のひとつ、イングランド対ドイツ戦に於けるイングランドの
ランパートの幻のゴール。完全にゴールラインを割っているが、判定は
ノー・ゴール。
いきなりミドルを打ったランパートのシュートに、主審も線審も反応
できなかったのは止むを得ないと思う。

フィリプ・メロから西村氏に試合後ユニフォームを手渡されたという。
ブラジル・チームとフィリプ・メロが西村氏のジャッジを尊重し、
ユニフォームを送るという最高の敬意を表したのだ。
優勝を常に求められるサッカー王国が準々決勝で敗退したにもかかわらず、
審判への敬意を忘れない点は、さすがブラジルである。
(写真は西村氏が起居する東京都世田谷区の区長を表敬訪問したところ。
「世田谷新聞」より)

・・・もっとも西村氏は結構やんちゃなところもあり、2年前はJリーグの
試合でジャッジに不満を訴えた選手に対し「黙って試合しろ、死ね」と
暴言を吐き名を馳せた事もある。
# by Mikio_Motegi | 2011-01-16 21:17 | サッカー、スポーツ
雲外蒼天(うんがいそうてん)、大展宏図(だいてんこうず)とは、
去る1月5日の京都商工会議所賀詞交歓会で、会頭の立石義雄オムロン会長
が挨拶の際に引用した中国の言葉。

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雲外蒼天とは、重く垂れこめた雲を払いのける努力をすれば青空が広がる
という意味。
大展宏図とは、大きな計画、立派な施策を大きく展開するという意味。
立石会頭は昨年を雲外蒼天の年、今年を大展宏図の年と位置づけている。

私は年頭所感とかいう政財界人のこの手のスピーチについては、まともに
取り合わない事にしている。
が、この立石というおっさんだけは毎年ユニークな事を喋るので、つい
メモをとってしまう。
4年前は京都が谷垣現自民党総裁のおひざ元であるにもかかわらず、彼の
提唱する増税論に真っ向から反対し、3年前は京都の経済諸団体の統合を
突然ぶちかまし、会場を騒然とさせた。
苦労知らずのボンボンだからこそとも言えるが、おもろいおっさんである。

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また会頭はスピーチ原稿にないアドリブで「今年は中国による『日本買い』
がますます盛んになり、株価も相当上がるだろう」とも述べ,
中小企業が新たな成長を目指すには、中国、インド、ベトナム等アジアの
ダイナミズムを如何に取り込むかに関わっている、とも述べていた。

中国脅威論、中国嫌いの論調が最近のメディアで目立つ。
私も個々の中国人はいい奴が多いと思うが、中国の共産主義国家体制は
やはり日本にとって現実的な脅威であると感じる。

が、今や中国を疎外してやっていけるほど世界経済に余裕はないし、
これだけダイナミックに成長している国とすぐお隣にいるという日本の
地政上のアドバンテージを有効活用しない手は無いと思う。
要するにどのように付き合うかが問題で、その点は政界より経済界の方が
よっぽど上手くやっている。

雲外蒼天も大展宏図の中国の言葉だし、元々日本人は中国の文化に憧れ
を抱いている。
だから彼らの最近のわがままなガキ大将のような振る舞いに余計失望して
しまい、中国を嫌いになる日本人が多くなるのもわかるのだが。

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写真は京都ホテルオークラで開催された賀詞交歓会の様子。
私は毎年欠かさず出席し、その年の景気を占うよすがにしているが、
今回はここ数年にない明るく前向きな雰囲気を感じた。
東証の株価も10,500円でスタートしたし、良い年になってくれればいいが。
# by Mikio_Motegi | 2011-01-09 16:38

謹賀新年


目的が明確なら、私はいつまでも、どこまでも走れる        
(イビツァ・オシム)

「オシムの言葉:木村元彦著 集英社刊)より

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2010年のワールドカップ、「個の力」がいかに重要か改めて
思い知らされました。
私も個の力を上げ、オシムのように走り続けられる自分でありたいと
願っています。

本年もどうぞ宜しく!
# by Mikio_Motegi | 2011-01-01 09:42 | ブレイク

実は携帯メールが苦手

実は携帯メールが苦手な私である。
理由は簡単で、要するに私がテクノロジーの進歩に追い付けていない
アナログ人間だから。

私は携帯電話が広く普及する前の1995年に日本を離れ、2003年に帰国
した。帰国して驚いたのが、周囲の人々が何処に行っても携帯メールで
一斉にピコピコやっている姿だった。
慌てて追従したのだが当初は上手く使いこなせず、ガールフレンドに
「浦島太郎さん」とか呼ばれてしまう体たらく。完全に出遅れ、今に
至っている。
また現在の携帯がタッチパネル式なのも、メール無精に拍車をかける
結果になっているようだ。

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学生時代に英文タイプを学ばなかった私は、新卒で入社したホテルで、
フロントに配属される事が決まったとたん、キーボードが打てない事に
気がついた。
ご存じのようにフロント業務はHPS(ホテル・プロパティ・システム)を
使えることが前提とされる。
英文タイプの通信教育を受け、何とか3週間ほどでブラインド・タッチ
までこなせるようになった。

1995年の12月にインドネシアのジャカルタのシャングリ・ラに面接に
行って感激したのが、私を含むセールススタッフ全員にそれぞれPCが
1台ずつ割り当てられていること。
それまでいた日本のホテルでは10名ほどの宿泊セールス部全体で
PCは1台しか無く、「そういうもの」だとばかり思っていた。
もっとも先進国・日本から来た身としては、インドネシア人の彼らに
そんな内部事情は口に出せなかったが。

以降、デスクワークの殆どを自分のPCでこなす職場に8年いた。
使用言語はあの頃の事で、当然英語のみ。今ではありえないだろうが。

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かつて欧米社会では一家に1台の、学生は一人1台のタイプ・ライターを持つ
のが普通だった。その文化の延長で、企業がスタッフにそれぞれPCを
割り当てるのはほぼ「常識」だ。彼らはキーボードを使うPCに日常的に
親しんでいる。
そんな文化の無い日本では、キーボードを使うPCより携帯がより普及し、
それに伴い携帯でのメールがPCより浸透した、言える。

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ところでハーバードの学生が創業したFacebook だが、今や世界中で
5億人以上が利用する最大のSNSに成長したという。
アメリカではFacebook を通して就職をアプライしたり、企業も
その求職者について本人のFacbookのプロフィール評価・判断したり
しているという。

恋愛のシーンでも「出会い系」中心の日本のSNSと大きく異なる。
真剣な交際を前提としてFacebookを利用し、プロフィールを見た男女が、
お互いの趣向を知る為にかなり詳しく内容を精査するという。

そして企業の採用担当者や、真剣に交際相手を探している人たちの
共通認識は、Facebookに記載されている内容、及びそれがきっかけで
メールでのやり取りを続けると、その人間の「人となり」を極めて正確に
評価できる、というものである。
文脈、文法、スペル、行間の空け方、適正な表現、それらが人間の性格を
正確に投影している、というのだ。

それが本当だとしたら、携帯メールはFacebookにはとても不向きな
メディアであると言えるだろう。
あの限られた小さなスクリーンでは、正確で的確な表現などできやしない。
職務の概要、正確な履歴、達成数値、人生の目標を記載するレジュメや、
見知らぬ異性に自分をせいいっぱいアピールする為のプロフィールを
書くには、やはりPCは欠かせない。

やはり携帯メールは急な連絡やChat かTwitに用途を限定したほうが
いい、と私は思うのである。

最近さる国内の大手老舗のホテルチェーンの人と名刺交換した際、
連絡先に社用携帯メールアドレスが記載されているのに気がついた。
聞くと、見積り書や人事異動の通達、マーケティング戦略などの
かなりの重要事項もこの携帯メールで連絡・指示が飛んでくるの
だそうだ。

私は実物を見てないので、どんな表記でメールが来るかは不明だが、
それを「テクノロジーの進化」と捉えるか、「やり過ぎ」と捉えるかは、
人それぞれだろう。

少なくとも私は辞令は上司から直接聞きたいし、"Just Do It"が求め
られる営業の最前線だからこそ、メールによる指示ではなく、綿密な
戦略を資料と共に事前に頭に叩き込んでおきたい、と思う。

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先日も昔からの仲間同士の気の置けない集まりに関する打ち合わせで
私宛にもCCでメールが多数飛んできたが、殆ど返信できなかった。
その日は休日で、且つ珍しく熱を出して寝込んでいて返信する気力が
無かった事を差し引いても、気がついたら60件近いメールが着信ファイル
に溜まっていた。

熱に浮かされていた私は、ベッドの上を何十というメールが飛び交う姿が
眼に見えるような錯覚に悩まされ続けたのである。

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写真は全てイメージ。
# by Mikio_Motegi | 2010-12-26 17:21 | ブレイク